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季節外れの流行に注意報が発令されました。
県は27日、インフルエンザの患者数が基準値を超えたとして注意報を出しました。
現在の調査方法となって以降、最も早い発令です。
◆大分県福祉保健部 藤内修二理事
「インフルエンザについては、かなり急速に感染が拡大している状況。1999年以来、初めて38週(9月)での注意報の発令になる」
県によりますと、インフルエンザについては9月24日までの1週間に県内58の医療機関から800人の感染が報告されました。
1医療機関あたりは13.79人で、今シーズン初めて注意報発令の基準となる10人を超えました。
2週間前に比べると約4倍に増えています。
保健所別では、由布市や臼杵市などを含む中部が警報レベルの基準を超える32人となっているほか、大分市や南部でも多くなっています。
季節外れの流行について、医療現場を取材しました。
◆石和こどもクリニック 石和俊院長
「(9月の流行は)初めてです。今まで全く経験がない。異常事態ですね」
流行の原因について院長は新型コロナ対策などが影響して、ここ数年はインフルエンザの流行がなかったことをあげています。
そのため、個人の免疫や抵抗力が落ち感染が広がっているのではとみています。
そのうえで、10月から始まるインフルエンザのワクチン接種については重症化を防ぐ意味でも重要だといいます。
一方、新型コロナについては前の週から減少していますが依然として注意報レベルにあるため、県はいずれの感染症についても手洗いなど基本的な対策を徹底するように呼びかけています。