全国初　道交法違反で「重要指名手配」に指定　別府市大学生２人死傷のひき逃げ事件

別府市で大学生２人が死傷したひき逃げ事件について警察庁は容疑者の男を全国の警察を挙げて捜査する重要指名手配に指定しました。
道路交通法違反での指定は、全国で初めてです。

この事件は去年６月、別府市の交差点でバイクに乗っていた大学生２人が車に追突され死傷したものです。
警察庁は現場から逃走した八田与一容疑者を今月８日付で道路交通法違反のひき逃げの疑いで重要指名手配に指定しました。

全国の警察を挙げて捜査すべき凶悪事件と位置付けられ、道路交通法違反での指定は全国で初めてです。
さらに捜査特別報奨金の対象事件にもなり、有力な情報に対して最大で３００万円が支払われます。
いずれも県内の事件で指定されるのは初めてです。

遺族は「八田容疑者は正式に国が認める凶悪犯になりました。全国警察の捜査が進むことを期待しています」などとコメントしています。