交通事故で保護者亡くした子供たちを支援 県への寄付は今回で15回目 大分
大分県大分市で発生した時速194キロの車による死亡事故で福岡高等検察庁は5日、危険運転が認められなかった控訴審判決を不服として最高裁判所に上告しました。
危険運転か、過失運転か、その判断は最高裁に委ねられます。
2021年に大分市の県道交差点で起きた時速194キロの車による死亡事故、右折車を運転していた小柳憲さんが亡くなりました。
当時19歳の男が危険運転致死の罪に問われています。
危険運転致死罪は法定刑が懲役20年以下で過失運転致死罪は7年以下。
危険運転が認められるかどうかで罪の重さに大きな違いがあり裁判の行方へは全国的に注目されています。
そうした中、1月迎えた控訴審判決。危険運転致死罪の構成要件になっている「進行制御が困難な高速度」について福岡高裁は「肯定するに足りる立証がなされていない」などと指摘。危険運転を認めた一審判決を破棄し過失運転致死罪を適用。
一審の懲役8年に対し懲役4年6か月を言い渡しました。
◆小柳憲さんの姉 長文恵さん(1月22日会見)
「予想というか想像の中では一番最悪な判決。危険で悪質な行為が認められない現実をきょうは突き付けられた」
遺族はインターネットで上告を求める署名活動を開始。
5日間で7万人を超える署名が集まり福岡高検に提出しました。
そして福岡高検は5日最高裁に上告。
福岡高検の村中 孝一次席は
「判決内容を十分検討した結果、上告理由(判例違反)があると判断し、上告した」とコメントしています。
<小柳憲さんの姉・長文恵さんのコメント全文>
福岡高検が、上告をしたと連絡を受けました。
検察の判断に感謝するとともに、オンライン署名に賛同して下さった方々を始め、ご支援頂いた多くの方々に御礼申し上げます。遺族として、本人の無念を晴らすとともに、悪質な運転を撲滅するためにも、あのような非常識極まりない高裁判決を確定させるわけにはいかないと考えております。最高裁で、危険運転に関する正しい判断が下されるように、引き続き、力を尽くして参ります。
