14年ぶりに大分の海に「ホーバー」 動作確認のため大分空港に向け臨時便 

2023年08月25日 18:40更新

約14年ぶりに大分の海を走りました。

大分空港へのアクセス向上を目的に、今年度就航する予定のホーバークラフト。

24日に大分市の港に到着し、25日、大分空港に向けて臨時で運航されました。

◆TOS牧野夏佳記者

「今、クレーンに吊り上げられてホーバークラフトの姿が見えました。これから海に下ろされ大分空港への臨時航行が行われます」

貨物船から姿を現したのはホーバークラフトの1番船「Baien」です。

全長約26メートル、船の容積は108トンほど、船体には星と水しぶきをイメージしたデザインが施されています。

イギリスで船体の一部の部品が破損するトラブルがあり納入が予定より2か月ほど遅れましたが、東京の港を経て24日夕方、大分市の大在公共ふ頭に到着しました。

国の検査官が部品の破損がないかなどをチェックしたあと、船体の動作などを確認するため大分空港に向けて自力で航行していきました。

ホーバークラフトが別府湾を航行するのは2009年以来、14年ぶりです。

そして約25分後には大分空港に到着。

25日の航行では問題がなかったことが確認されました。

◆県交通政策課 佐藤睦浩さん

「県としては年度内の運航開始を目指してということで、これまでも取り組みを進めているしこれからも進めていきたい」

一方、発着場の整備も進んでいます。

県によりますと、工事の進捗は7月末時点で大分市側が約7割で空港側が8割ほどで大分市では艇庫やターミナルの全貌が見えてきていました。

完成は来年2月の予定です。

また、ホーバークラフトは2番船が10月下旬、3番船が12月中旬に県内に到着する見込みです。

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