台風遠ざかるも土砂災害に警戒を 未明に大分県南部で線状降水帯発生 交通へも影響残る 

2023年08月10日 11:50更新

台風6号は県内から次第に遠ざかりつつありますが、10日未明には県の南部で線状降水帯が発生しました。
引き続き土砂災害に警戒が必要です。

台風6号は現在、朝鮮半島付近にあり1時間におよそ20キロの速さで北上していると見られます。
県内からは次第に遠ざかっていて10日の夕方には全域が強風域から抜ける見込みです。

◆TOS児玉直輝記者
「現在午前2時30分です。この時間、佐伯市の一部では線状降水帯が発生しています。佐伯市の中心部にいるんですが、まるで水しぶきのような横殴りの強い雨が降っています」

気象台は10日午前1時39分に県の南部に線状降水帯が発生したと発表しました。
8月5日の降り始めからの雨量は、佐伯市宇目で403.5ミリ、由布市湯布院で363ミリなど5つの地点で平年8月1か月分の雨量を超えています。
現在も大分市や佐伯市など11の市と町に大雨警報、中部の沿岸部には波浪警報が発表されています。
一方、台風の影響で県内に出されていた避難指示は全て解除されました。

また、県道や市道など23か所で土砂崩れや倒木などが起きていて全面通行止めや片側交互通行となっています。

◆利用客(JR大分駅)
「日出のほうに行くんですけどまだ電車が通っていなくてここで待っている状態。早く再開してほしい」

交通にも台風6号の影響が残っています。
JRの普通列車は日豊本線の佐伯・延岡間が始発から終日運転見合わせとなっていますが、その他の区間は減便しながら順次運行が再開されています。

特急は「ゆふ」や九州横断特急が終日運休を決めています。
空の便は通常運航に戻っています。
海の便は順次、運航が再開されています。

 

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