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今回の台風では沖縄県で大規模な停電が発生し、エアコンなどが使えなくなりました。
こうした状況で懸念されるのが「熱中症」です。
停電した時に熱中症を防ぐためのポイントを取材しました。
台風6号の影響で一時、22万戸近くが停電した沖縄県。
真夏の暑さの中、「停電でエアコンがとまり苦しんだ」という声が相次ぎました。
◆大分市消防局 救急救命士 曽宮尚文さん
「エアコンなどが使えなくなってしまうので、熱中症対策の1つである涼しい場所に移動することができなくなるので、当然(熱中症の)リスクは上がってくる」
こうした状況で熱中症を防ぐためのポイントを厚労省などが4つ上げています。
まず、涼しい服装に着替えること。
熱がこもらないように、通気性の良い服を選んでください。
水道が使える状況であれば、水のシャワーを浴びたりして体を冷やしてください。
また、濡れたタオルを首などに巻いてうちわであおぐと、体温の上昇を抑える効果があるということです。
もちろん、水分や塩分をとることも大切です。
また、停電が起きる前に今からできる準備も…。
◆大分市消防局 救急救命士 曽宮尚文さん
「保冷剤や水を入れたペットボトルを冷凍庫で凍らせて、停電時はそれを使って太い血管、首の周りや脇の下、足の付け根などを冷やすのに使ってもらえたらと思う」
保冷材のほか水を入れたペットボトルを凍らせておくと、体を冷やすのに使えるほか溶けたあとは飲み水にもなります。
ただ、凍らせるときに水をめいっぱい入れてしまうとペットボトルが破裂する恐れがあるので、少し減らしてから凍らせましょう。
一年で最も暑い時期。停電時の熱中症対策も大切です。
様々な対策がありますが、大分市消防局ではやはり最も大切なことはこまめな水分補給と適度に塩分をとることだと話しています。