亡き友と目指す日本一「一緒に戦ってくれたら負ける気はしない」明豊ナイン天国の仲間と共に甲子園へ

2023年08月02日 20:00更新

夏の甲子園大分大会で大会史上初の3連覇を果たし、聖地への切符を手にした明豊ナイン。
ことしのチームは、ある思いを持って夢の舞台に臨みます。
選手たちを天国から見守るチームメイト、去年亡くなったキャッチャーの吉川孝成さん。
亡き友への思いを力に変え、大舞台での日本一に向けて練習にさらに熱がこもります。

ーー西村元希主将
「日本一を取って、もう1回喜び合いたいと思っているので、もう1回気を引き締め直して練習をして準備している」

川崎監督が「ことしは特にいい」と太鼓判を押すのが強力な投手陣です。
大分大会決勝で完封したエース・中山敬斗投手は最速147キロの直球を軸にスライダーやカットボールなどを組み合わせる本格派。

二枚看板を担う森山塁投手は1年生の時から甲子園の舞台に立ち、経験十分です。
打撃攻撃では、4番でキャプテンの西村元希選手などクリーンアップを中心に切れ目のない打線も持ち味です。


 

そんな選手たちを天国から見守るチームメイトがいます。
去年亡くなったキャッチャーの吉川孝成さんです。
新チームになったばかりの8月、練習試合でボールが直撃し3か月後に息を引き取りました。

ーー中山敬斗投手
「孝成に初めて受けてもらった時に『おまえめっちゃいいボール投げるな』と言ってもらって、それがすごくうれしかった」

優しく、進んで打撃投手も買って出ていた吉川さん。
5月、吉川さんの両親からチームにバッティングマシーンが贈られました。

ーー西村元希主将
「孝成が投げてくれると思って、孝成のマシンを打つときにはいつも勝負しているような感覚でバッティングしている」


 

西川昇太選手は吉川さんと中学時代からのチームメイトで、大阪から甲子園出場を目指して明豊に入学しました。

ーー西川選手
「打席に入るときは(孝成が)打たせてくれるんじゃないかなという少し支えというか心の面でも支えてもらった。孝成は野球ができないので、野球ができる喜びに感謝して(甲子園では)精一杯やりたい」


 

ことしの春のセンバツ出場を逃し苦しい時期が続いた明豊。
悔しさを糧に臨んだ夏の甲子園大分大会では、亡き友への思いを力に変えて史上初の3連覇を達成しました。

ーー中山投手 
「甲子園では孝成にいいピッチングを見せられるように頑張っていきたい」

ーー西村主将
「孝成が近くにいて一緒に戦ってくれたら劣勢になっても負ける気はしない。日本一を取って、また孝成とマウンドで喜び合いたい」

大舞台で日本一を目指します。

公式戦の帽子のつばには「孝成」と吉川さんの名前が書かれていて空を見上げる姿も印象的でした。
夏の甲子園は3日、組み合わせ抽選会が行われます。

 

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