大分で警察官を名乗る特殊詐欺が相次ぐ 80代女性が838万円の被害「お金の番号を調べる必要がある」
別府市の高齢の女性が約1100万円をだましとられる特殊詐欺被害が発生しました。
警察によりますと、6月21日、別府市に住む75歳の女性の自宅にトヨタホームを名乗る男から「福祉施設に優先的に入居できる権利に当選した」などと電話がありました。
女性は入所を断ってその権利を他人に譲ることを承諾。
その後、大手の建設会社や弁護士を名乗る男などから「名義貸しは犯罪。キャンセルには支払いが必要」などと金を要求され、宅配便で現金を3回郵送してあわせて約1100万円をだましとられたということです。
7月20日、相手と連絡が取れなくなったことを不審に思った女性が家族と警察を訪れ被害が発覚しました。
警察は「名義貸しは犯罪などという言葉で不安にさせるのがこの手口の特徴」などと注意を呼び掛けています。