ヘリウムガス供給不足を懸念 バルーンショップやガス扱う企業から不安の声 イラン攻撃による中東情勢緊迫

2026年03月19日 18:50更新

中東情勢の緊迫化が続く中で様々な輸入品に影響が及んでいます。今後、供給不足が不安視されているのがヘリウムガスです。

 

 

大分県内のバルーンを扱う店やガスの関連企業では影響を懸念する声が聞かれました。

 

 

緊迫化が続く中東情勢。エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡は事実上の封鎖状態となっていて原油価格の高騰など影響が広がっています。

 

 

さらに…

 

 

◆木原官房長官

 

「我が国のヘリウムの調達元については約37%がカタールからの輸入でありホルムズ海峡を経由するルートで輸入されている」

 

 

今、懸念されているのがヘリウムガスの供給不足です。

 

 

政府は国の備蓄もあることから「少なくとも5月上旬までは通常通りの供給が可能」としています。

 

 

 

しかし、県内では…

 

 

◆TOS甲斐記者

 

「バルーンを浮かせるために使われているのがヘリウムガス、供給不足により店ではヘリウムガスが足りなくなることを懸念しています」

 

 

大分市の商業施設に店を構えるバルーンショップです。

 

 

ヘリウムガスの今後の供給に不安が広がっていることから希望した量を業者から仕入れられない状況となっているといいます。

 

 

 

 

 

◆バルーンショップカーニバル山本美智 代表

 

「ヘリウムが通常よりも制限がかかっているので、このままいくと(在庫が)1か月持つか持たないかというところ」

 

 

店では、これまで行っていた、しぼんでしまったバルーンにヘリウムガスを補充するサービスを中止。イベントでの販売が増える春の繁忙期を前に不安を抱えています。

 

 

◆バルーンショップカーニバル山本美智 代表

 

「まとまったヘリウムの供給をされないと売り上げが立たなくなってくるのが懸念点。早く(情勢が)落ち着いて供給も安定してもらえたら」

 

 

 

 

 

一方、工業用のヘリウムガスは半導体の製造などにも使われます。

 

 

◆TOS工藤崇之記者

 

「大分市内の工業用のガスなどを扱う企業です。様々な種類を扱っていますがその中にはヘリウムも含まれています」

 

 

大分市の江藤酸素ではヘリウムガスを県内の工場などに供給しています。

 

 

現時点でおよそ2か月分のストックがある上、ホルムズ海峡を通らないアメリカ産のもの輸入していて今のところ影響はないと言います。

 

 

ただ、事実上の封鎖状態が長期化した場合、アメリカ産に世界の需要が集中することを心配しています。

 

 

◆江藤酸素 ガス営業部北川啓介部長

 

「各所で(アメリカ産の)調達の争奪戦が始まるかという懸念はある。長期的には価格の上昇は避けられないという点は懸念している」

 

 

ガソリン価格の高騰に加えヘリウムガスの供給不安などイラン攻撃の影響が各方面に広がっています。

 

 

最新のニュース