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季節外れの状況が続いている感染症。
特にRSウィルスの1医療機関あたりの患者数は、大分県内が全国で最多と27日に発表されました。
小児科に患者が殺到していて、医師は“異常事態”と話します。
◆看護師
「ちょっとこっち向いて」
◆院長
「お利口。そうそうそう」
大分市内の小児科です。
27日も熱などの症状を訴える子どもが多く受診していました。
医師は、過去のこの時期とは状況が異なっていると話します。
◆垣迫三夫院長
「(小児科医を)30年以上やってるが、こんなことなかった。本当にそれぐらい異常事態」
コロナ禍以前の6月は患者が少なかった時期でしたが、ことしは当日の予約が診療開始前の段階で埋まってしまうことも多いといいます。
◆保護者
「予約も急がないと、全部その日埋まってしまうのがよくある。早く収束してくれたらいいなという気持ち」
こちらの小児科で目立つというのが、発熱や鼻水のほか肺炎を引き起こす恐れがある「RSウイルス」です。
6月18日までの1週間の患者数は、県内36の医療機関の平均で6.72人でした。
27日に発表された都道府県別の感染状況によりますと、大分が全国最多となっています。
このほか県内では6月、6年ぶりにヘルパンギーナの警報が出されたほか、いまだにインフルエンザも流行が続いています。
県は、コロナ禍での対策の徹底で感染症に対する免疫力が弱い子どもが増えていることが考えられるということです。
◆県感染症対策課 池辺淑子課長(医師)
「今、心配なのが小児科を中心とした医療機関の負担の増大。今かかると受診するまでに大変なので、かかっていない人はかからないようにする工夫も大事」
異例の流行が続いている感染症。
県は手洗いの徹底など対策を呼び掛けています。