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質問を入力すると答えを提案してくれる「チャットGPT」などの生成AI、便利な反面、誤った情報が出る恐れなどが指摘されています。
大分県内の大学では注意喚起が出される一方、積極的な活用の動きも。
質問すると自動的に文章で回答してくれる「チャットGPT」。
急速に普及が進む中、県教委が先週、研修会を開催しました。
この中で指摘されていたのが…。
◆研修会の講師
「AIが出した答えが完璧に正しい答えと思ってもらっては困る」
生成AIが出力した情報は間違っていることもあり、全てを鵜呑みにしないことを呼びかけていました。
大分大学でもことし4月、生成AIには誤りが混ざることも多いことなどを挙げ、授業によってはレポートの作成などが不正行為となる可能性があると通知しました。
ただ、利用自体を禁止しているわけではなく、積極的に活用する講義も…
◆大分大学経済学部 碇邦生講師(講義)
「良いアイディアはどこから生まれてくるのかということについて、まずチャットGPTに聞いてみる」
経済学部の碇邦生講師は、マネジメントについての講義の中でチャットGPTを活用しています。
この日は良いアイディアの生み方についてチャットGPTに回答を求め、そこから学生たちに議論を促していました。
◆大分大学経済学部 碇邦生講師
「チャットGPTに0から1を生み出すことをやってもらうと、あとはそこに物事を付け加えたり批判したり、自分の意見を言ったりすることは比較的ハードルが下がる。創造的思考能力を高めることができる」
チャットGPTを使うと、自分の固定概念にとらわれないアイディアが得られる可能性がありますが、碇さんはあくまでも考える上での「補助」としての利用を呼び掛けています。
◆女子学生
「アイディアをより深く出すための一つの手段として使っていきたいと思う」
新たな可能性を秘めたチャットGPT。
教育現場でも活用方法の模索が続けられています。
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