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全国的なサウナブームの中、大分県内でもプライベート空間で楽しめるサウナが続々と登場しています。
いま“熱い!”サウナ施設を取材しました。
ビルの屋上で「貸し切りサウナ」
一見、普通のビルに見える大分市東津留の建物の屋上には…。
◆TOS児玉直輝記者
「こちらでは大分市を一望しながらサウナを楽しむことができます」
貸し切りのサウナ施設「ルーフトップサウナ空園」です。
代表の塚原さんのサウナ好きが高じて、クラウドファンディングで資金調達をしてことし3月にオープンしました。
設備全てが手作りでこだわったものばかりです。
樽の形をしたサウナルームは100度から120度ほどの高めの温度設定となっていて、セルフロウリュをすることでより汗をかきやすくなっています。
入って数分で記者も汗だくになりました。
十分に汗をかいたらサウナの醍醐味、水風呂へ。
水風呂は8℃ほどの強冷水と20℃ほどの初心者向けの弱冷水の2種類が用意されています。
水風呂の後は大分の街並みを楽しみながら、外気浴で“ととのう”ことができます。
この日は東京からのリピーターも来ていました。
東京だと「サウナ待ち」をすることもあるそうで、自由にサウナを楽しめるこの空間が気に入っているとのこと。
◆東京からのリピーター客
「きょうが2回目。外気浴が空も見えるし街も山も見えて東京だとなかなか味わえない良さがある」
◆代表 塚原志恩さん
「大分を少しでも盛り上げたいと思い作った。夜の場合はライトアップをしているので非常に心地いい空間になってると思う」
全客室にプライベートサウナ
一方、こちらは1922年創業の日田市の老舗旅館です。
コロナ禍で苦境の中、若い世代に人気のサウナを再生の足掛かりにしたいと2023年4月、大掛かりな改装をしました。
旅館の名前も「Ryokan & Sauna Yorozuya Hita」に。
◆番頭 篠原和繁さん
「温泉はあるので、もう一つ何か武器はないかというところで、全客室にプライベートサウナをつけてリニューアルを実施した」
こだわったのは“日田らしさ”。
日田の行事「千年あかり」をテーマにしたサウナルームは、竹灯篭をイメージした内装やライトアップで幻想的な雰囲気を演出しています。
このほか三隈川の屋形船をイメージしたサウナルームなど4種類あるということです。
また、水風呂や外からの空気が入る「ととのいスペース」もあり、三隈川を望みながらプライベートな空間で心行くまでサウナを満喫できます。
◆番頭 篠原和繁さん
「30~40代くらいのカップル、夫婦が来館している。プライベートで楽しめるサウナという設計をしている」
熱が冷めない「サウナブーム」はおんせん県おおいたでも新たな観光資源として広がりを見せています。