ラグビー・九州電力キューデンヴォルテクスが大分市で合宿
女子ハンドボールで2024年のパリオリンピック出場を目指す、大分県大分市出身の石川空選手。
合宿で古里に帰省した際、その思いに迫りました。
5月、日本代表の合宿が大分市で行われました。
女子ハンドボール日本代表、愛称は「おりひめジャパン」。
20人の代表メンバーの中で最年少の選手が…
◆石川空選手
「こうやって代表選手として大分に帰ってくることができてとてもうれしいです」
石川空選手、20歳。
大分鶴崎高校出身で現在、大阪体育大学の3年生です。
4月28日から1週間行われた大分合宿では練習の合間のハンドボール教室で、懐かしいユニホームの中学生を指導しました。
2017年、石川選手はキャプテンとして大分市立原川中学を全国制覇に導きました。
◆原川中学の後輩
「憧れる存在です」
「すごいカッコいいです」
「お手本にしたい選手です」
その後、大分鶴崎高校に進学した石川選手は再び日本一を目指し、厳しい練習に取り組みましたが…
インターハイをはじめとした全国大会が次々と中止に。
そんな中で開催された県総体が3年生にとって高校生活最後の大会となりました。
女子ハンドボールでは、原川中学で全国制覇を成し遂げたメンバーが大分鶴崎高校と大分高校に分かれて激突した決勝戦。
2度の延長戦でも決着がつかず、勝負は7メートルスローに持ち込まれました。
激闘の末、悔し涙を流した石川選手ですが…
表彰式が終わると笑顔で中学時代の仲間と健闘を称え合いました。
◆石川空選手(高校時代)
「いつか大分に帰ってきて、国体の選手としてゲームとかができたら良いなと思っています」
◆石川空選手
「(当時のことは)覚えています。またみんなで集まれたらいいなと、それはずっと思っています」
あれから3年。
一回りも二回りも大きく進化し故郷に戻ってきた石川選手。
目指すは、世界の舞台です。
◆石川空選手
「今ずっと韓国に勝てていない状況なので、自分が出た時とか、そのほかの場面でも貢献できる選手になれるようがんばりたいと思います」
2023年8月、6か国が参加しパリオリンピックのアジア予選が広島で開催されます。
この大会で韓国を破り優勝を目指すおりひめジャパン。
悲願のオリンピック出場へ!石川選手はさらなる進化を目指します。
◆石川空選手
「パリ五輪に向けて絶対にアジアで優勝して切符をつかみ取りたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」