宇宙港計画に打撃…ヴァージン・オービット社 事業の終了を発表 県は計画実現を引き続き目指す 

2023年05月25日 18:40更新

宇宙港計画に大きな打撃です。

大分空港を人工衛星の打ち上げ拠点「宇宙港」として活用する計画を進めてきたアメリカのヴァージン・オービット社が事業を終了することを明らかにしました。

ヴァージン・オービット社は大分空港を活用し人工衛星の打ち上げを計画してきましたが、2023年1月イギリスでの打ち上げに失敗。

その後、アメリカの裁判所に日本の民事再生法にあたる連邦破産法の適用を申請していました。

こうした中、ヴァージンオービット社が航空機などの資産をロケット開発企業など4社に売却し、事業を終了すると発表しました。

宇宙港計画にとっては大きな打撃となりますが、県は計画の実現を引き続き目指すとしています。

◆大分県・先端技術挑戦課 加来隆幸課長

「県としてはこれまでと変わらず宇宙産業自体どんどん発展していく産業なので県内企業の宇宙に対する挑戦を支援していきたいと考えている」

大分空港については、シエラ・スペース社が宇宙から帰還する機体の着陸拠点にするプロジェクトも進められていて2026年の実現を目指しています。

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