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彫刻家・朝倉文夫の生誕140周年を記念する展覧会が大分県大分市の県立美術館で6月から開かれます。
朝倉作品を振り返ると共に大分を拠点に活動する美術家の作品も展示されるこの展覧会。
そのテーマのひとつがネコなんです。
東洋のロダンともいわれ代表作「墓守」などで知られる朝倉文夫。
大分県豊後大野市朝地町出身で1948年には彫刻家として初めて文化勲章を受章しました。
その朝倉は無類のネコ好きとしても有名でネコを題材にした作品も数多く残しています。
今回、開かれる朝倉文夫生誕140周年記念展ではそのネコをひとつのテーマに現代作家の作品もあわせて展示されることになっています。
◆美術家 安部泰輔さん
「まさか朝倉さんの展覧会に参加させてもらえることがあるかなと思って、びっくりしたけどすごく嬉しいできごとで」
こう話すのは大分市在住の美術家・安部泰輔さんです。
色とりどりの布をいくつも繋ぎ合わせて作られたネコやフクロウなどのぬいぐるみ。
素材に使われているのは古着や端切れなんです。
その色合いに加え素材の質感なども大切にしながら安部さんが新たな命を吹き込んでいきます。
今回の展覧会では朝倉文夫の「猫」の彫刻をモチーフにした新作を出品することにしています。
また会場ではワークショップも行う予定で毎日、10人限定で参加者が描いたものをぬいぐるみに仕上げていくということです。
その材料となる古着の提供は25日まで県立美術館で受け付けていて、この日も持ち込む人の姿が見られました。
◆古着を持ってきた人
「アートの作品になれば嬉しいなと思って持ってきた。カラフルなものが望みということだったのでなるだけカラフルなものを持ってきた」
◆美術家 安部泰輔さん
「いろんな出会いが多分あると思うので、それを楽しみたいなと思う。まず僕は多分楽しくしないとやっぱそれは伝わらないと思うので。十分、朝倉文夫さんというかね、(展覧会を)楽しみたいなと思う」
現代作家の視点を織り交ぜながら朝倉作品を振り返るこの展覧会は6月9日から8月15日まで大分市の県立美術館で開催されます。
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