「マイナ保険証」導入義務化 どう変わる?医療機関は? 

2023年04月07日 18:40更新

マイナンバーカードの保険証利用についてです。

 

4月からこのマイナ保険証を巡る制度が変わりました。

 

開始から1週間、制度はどう変わったのか、そして課題について取材しました。

 

4月1日から変わったマイナ保険証を巡る制度。

 

従来の保険証を使うと、窓口での負担額が6円上乗せされるほか医療機関や薬局はマイナ保険証を読み取る機械の導入が義務化されました。

 

大分市の三愛メディカルセンターでは去年12月に「マイナ保険証」に対応したシステムを導入しました。

 

◆TOS鹿島記者

「実際に私もこちらの機械でマイナンバーカードによる受付をしてみます」

 

マイナンバーカードを機械に置き顔認証かパスワード認証のどちらかを選択。

 

薬などの情報提供について同意するかどうかを選びます。

 

数秒ほどで完了しました。

 

◆医療管理・企画支援課割石圭亮課長

「病院としても保険証の確認とかをせずに済むので、かなり事務手続き上も効率化が図れると思っています」

 

医療機関にもメリットがあるという今回のシステム。しかし…。

 

◆患者 

「自分で(紐づけ)するという煩わしさがまだあります。7日も保険証提示すればできたのでまだそこまでは至っていないです」

 

◆割石課長

「一日に1割に満たないくらいです」

「保険診療の流れが確立しているものなので、なかなかマイナンバーカードで受診をするということの浸透がまだされてないというところが大きいです」

 

また、マイナ保険証では本人の同意があれば受診歴などがオンラインで確認できるため、基礎疾患などを把握しやすくなり緊急時にも対応しやすくなると言います。

 

◆割石課長 

「医療機関、患者共に利用してお互いにメリットを享受できるような形で制度が進んでいけばと思います」

最新のニュース