6票差で落選 別府市議選 票の一部数え直しへ 候補の支援者による異議申し立てを受け
県知事選と県議選の投票日がいよいよ9日に迫りましたが、今回は新型コロナへの対応が緩和される中での選挙戦となっています。
課題となっている投票率の向上に向けた取り組みなどと合わせてお伝えします。
マスクの着用が個人判断となってから、大分県内では初めてとなる選挙戦。
県知事選挙に立候補した2人はノーマスクで有権者と握手をするなどコロナ禍以前と同様の選挙戦を展開しています。
◆安達候補
「実際握手とかハイタッチとか、みなさんも全く気になさらずしてください」
「直接、色々と本当に表情も見てもらえますし、その辺はやりやすいと思います」
◆佐藤候補
「写真であるとか、選挙カーであるとか、全部マスクしていないので、やはり素顔でお願いさせてもらう、ありがたいことだなと思っています」
一方、選挙の度に課題となるのが投票率の向上。
知事選の投票率は1999年以降減少傾向が続いていて2015年の選挙では増加したものの、前回は47.41%と初めて50%を下回りました。
こうした状況の改善に向けて県の選挙管理委員会が今回制作したのが…。
「大分県は日本一のおんせん県ですが、投票率も日本一になりたいのですよ」
投票を呼び掛けるのは人気アニメ「ドラゴンボール」のフリーザ役を務める人気声優、中尾隆聖さん。
特に投票率が低い若い世代へのアピールが狙いです。
また選挙に興味をもってもらおうとSNSで発信する団体も…。
◆布施順子さん
「何かアクションを起こしたいです。とりあえず何かをやってみようと思います」
大分県内に住む会社員や学生など様々な職種の12人が今回の統一地方選に向けて有志の会を立ち上げました。
統一地方選に出馬を表明した人たちに、政策などに関するアンケートを行いその結果をSNSで公開しています。
◆布施順子さん
「自分たちの生活の実感と政治という場が遠すぎます」
「SNSという手段であれば若い世代に、若い世代というのもちょっと幅が広いかもしれないですけど。届きやすくしたいなというところです」
4年に1度の統一地方選に加え参院の補選も行われる今回、選挙ムードの高まりと共に投票率の向上が期待されます。