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2023年、コロナ禍からの脱却を目指し「別府観光」の新たな挑戦が始まります。
日本一の温泉地・別府に「地獄温泉ミュージアム」オープン
ブルーの温泉が美しい「海地獄」。さらに真っ赤に染まった「血の池地獄」など、7か所の源泉“地獄”を楽しめる「べっぷ地獄めぐり」。
源泉の数・湧出量ともに日本一の大分県別府市が誇る観光名所です。
そんな地獄が点在する鉄輪地区に去年12月、「地獄温泉ミュージアム」がオープン!「来場者自身が“温泉になる”」をテーマにした新たな観光スポットです。
ーーTOS野島亜樹キャスター
「地面の中にしみ込んできた私がやってきたのは、地中深くのマグマの中という設定。これから温泉成分を身にまとう旅に出かける」
迷路を巡りながら雨水が地下でどのように温泉水になっていくかや、別府の観光地としての歴史などを知ることができます。
コロナ禍で再認識した「温泉文化を伝える」大切さ
ーー海地獄5代目代表 千寿智明代表
「そもそも温泉って何なんだろうとか、地獄って何なんだろうっていうところをしっかりと発信する拠点が必要ではないかというのが1つのきっかけ」
施設を運営するのが、海地獄の5代目の代表・千寿智明さん。
別府を代表する観光スポットの海地獄も、コロナ禍前と比べ来場者が6割ほど減る年があるなど、この3年、苦しい状況が続いてきました。
ーー海地獄5代目代表 千寿智明代表
「我々もどう運営していいかというのでかなり暗中模索で苦しい時期もあったが、どう生き残るか、耐え忍ぶかっていうのを考えてきた」
こうした中、温泉文化を伝えることの大切さを再認識した千寿さん。
アフターコロナを見据えて、ミュージアムの建設を進めてきました。
ーー海地獄5代目代表 千寿智明代表
「コロナ禍になって、より別府だったり鉄輪だったりこの街に対する愛着を持ってもらう必要があるなと。別府の温泉文化(を知る)きっかけになれるような、そんな施設になれるように」
少しずつ外国人観光客も・・
新型コロナの水際対策が緩和され、別府市にも外国人観光客の姿が少しずつ戻ってきています。
ーーアメリカから
「めっちゃ面白い。アメリカにはあんまりない。この感じめっちゃ珍しい」
市内ではこんな取り組みも…。
ーー平野さん
「グッドモーニング。今から約1時間、ガイドの研修をします」
この日行われていたのは、外国人観光客に対するボランティアガイドの研修。
市内の大学の留学生が、レトロな建物が残る街の魅力を伝えるため実際にコースを歩き、案内に挑戦しました。
温泉を紹介する際には入浴時のマナーを伝えます。
ーー参加した留学生は
「是非温泉をガイドしたい」
様々な取り組みが行われる中、千寿さんも決意を新たにしています。
ーー海地獄5代目代表 千寿智明代表
「(新たなミュージアムが)温泉文化だったり地獄の文化というものを世界中の人に共感してもらう一つの起爆剤になればという風に思っていた。この1年間しっかりと努めていきたい」
飛躍の1年に 別府観光の挑戦は続く
コロナ禍からの脱却、そして飛躍の年に。
別府観光の挑戦が続きます。