コロナ禍でウエディング業界にも変化‥「滑走路」での前撮りに‥小規模の式

2022年11月16日 17:30更新

新型コロナの影響で打撃を受けた業界の1つがウエディングですが、コロナ禍でも幸せな門出を迎えてもらおうと大分県内では今、趣向を凝らした新たなサービスが登場しています。

 

コロナ禍でも「思い出に残る結婚式を」

 

結婚式の前撮りを行う1組のカップル。

 

この場所は…豊後大野市にある県央空港の滑走路です。

コロナ禍で結婚式の需要が落ち込む中、カップルに特別な思い出を残してもらおうと、結婚式場を運営する大分市内の会社が始めました。

 

 

この日は、大分市の後藤享輔さん、ゆいさん夫婦が小型飛行機を背景に前撮りしてもらっていました。

 

◆後藤亨輔さん

「この先二度とない経験をさせてもらえて、すごく緊張したけど楽しかった

 

撮影後には遊覧飛行も楽しめるということです。

 

 

 

“臼杵らしさ”を追求したユニークな結婚式も

 

一方、臼杵市で10月から始まったのが…。

 

◆神前結婚式事業を企画 山手紀子さん

「臼杵市の神社や料亭などの企業が連携して小さな神前結婚式という事業を始めた」

 

参加しているのは市内の神社や理容室、そして写真館など17の事業者。

新郎新婦にそれぞれのサービスを提供し、地域の街並みや食を生かした臼杵らしい結婚式を挙げてもらおうというものです。

 

 

コロナ禍で小規模のウエディングのニーズが高まっていることを受けて、企画されました。

神前式の基本料金はおよそ10万円から。

白無垢や紋付き袴の貸し出しや着付け、ヘアメークなどがセットとなっています。

 

◆八坂神社 橋本敬宮司 

「一生の思い出になるように心を込めて務めたい」

 

さらに式の後、料亭で食事会を開くことも出来ます。

 

◆割烹みつご 遠藤幸男社長 

「皆さんのハッピーな顔を見ながら仕事ができることに凄く楽しみを感じている」

 

観光も兼ねて式を挙げたいという市外からの問い合わせが多いということです。

 

 

コロナ禍でも幸せな門出を思い出に残してもらおうと、工夫を凝らした様々な取り組みが注目されています。

 

 

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