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大分県大分市出身のミュージカル女優、田中なずなさん。その第一歩は4年前に県内で開催された国民文化祭でした。
この秋、再び県内での主演舞台を控えています。意気込みなどを聞きました。
「青春、憧れ、思い出」が詰まったグランシアタ
大分県内ではことし、日中韓3か国の都市による文化交流事業「東アジア文化都市」が開かれています。展覧会や交流会などを通じてお互いの文化を知り、相互理解を深めることなどを目的としています。
そして11月には閉幕行事となる創作舞台『ムジカと生きる』が大分市出身の穴井豪さん総合監督のもと、大分市のiichikoグランシアタで上演されます。
大分の歴史や文化をテーマにペトロ・カスイ・岐部がタイムスリップして大友宗麟に出会うというオリジナルストーリーです。
2人をつなぐ謎の存在、ムジカを演じるのが大分市出身のミュージカル女優・田中なずなさん20歳です。
◆田中なずなさん
「私の青春が詰まった場所、というか憧れの場所であり思い出の場所でもあるので。ここにまた立てると思うと本当にうれしいですね」
出発点は地元・大分の舞台
実は、田中さんの出発点は同じ舞台でした。
4年前、当時16歳の田中さんは県内で開催された国民文化祭のオープニングステージでiichikoグランシアタの舞台に立ち主役を務め上げました。高校に通いながら夢に向かってバレエや歌のレッスンに励んでいた田中さん。
◆田中なずなさん(当時16歳)
「私の将来の夢は大分を代表するミュージカル女優になること」
上京と同時にコロがナ蔓延
高校を卒業後、東京で本格的に仕事を始めるタイミングで新型コロナが世界を席巻。
出演予定の舞台が中止になるなど苦しい状況を経験したといいます。しかしくじけずにレッスンを続け、今ではミュージカルを中心に活躍。NHKの大河ドラマに出演したりディズニー映画の吹き替えにも挑戦しています。
◆田中なずなさん
「上京したあと4年間、東京でがんばっていくうちにまたこの舞台に帰ってこられるというのが本当に嬉しい気持ちでいっぱい」
「大分の人に喜ばれる舞台にしたい」
およそ1年半にわたり舞台稽古を重ねてきた『ムジカと生きる』の出演者たち。田中さんは大分の人に喜ばれる舞台にしたいと意気込んでいます。
◆田中なずなさん
「私も4年ぶりの地元大分の作品ということで、とても楽しみにしています。大分の皆さんにぜひ見に来てもらいたいです」
東アジア文化都市の閉幕行事、「ムジカと生きる」はことし11月6日に上演されます。