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豪華スイーツ列車として運行が始まったJR九州の「或る列車」。
去年から久大本線の博多ー由布院間を走行していて、コース料理が楽しめる列車に生まれ変わりました。
そのメニューが9月にリニューアルし、大分県産食材も使われています。一体どのように変わったのでしょうか。
2015年に運行を開始したJR九州の「或る列車」。金色に輝く車体の中では豪華スイーツを提供してきました。
そして去年11月からは、より食に特化した列車としてコース料理の提供を開始。そのメニューが9月からリニューアルされました。
運行開始以来、料理を監修しているのは成沢由浩さん。「世界で最も影響力のあるシェフ」に選ばれるなど輝かしい経歴を持った有名シェフです。成沢由浩シェフは「秋の九州の食材を全て満喫してもらえるように考えた。九州を横断していくが素晴らしい景色を料理のスパイスにしてもらって楽しんでもらえれば」と話します。
提供される料理は全部で5品。そのうち肉料理のポトフに使われるハーブやスイーツの黒イチジクは大分県産です。そのポトフのお味は‥
ーーTOS牧利亮記者
「噛んだ瞬間お肉がほろっと溶けてとても食べやすい。素材のうまみもしみ込んでいてとても上品な味」
また、器には日田市の小鹿田焼などが使われていて九州の伝統が料理を引き立てます。
或る列車もコロナ禍で打撃を受け、2020年度の乗客は前の年の4分の1ほどとなるおよそ1100人にまで落ち込みました。しかし、コース料理を始めて以降、回復傾向が鮮明で昨年度はおよそ3000人、特に土曜日と日曜日はほぼ満席だということです。
ーーJR九州 渡辺祐一さん
「(或る列車は)動くレストランであり博物館だと思っていて、九州の食や装飾品など色んなものに触れてもらって、新型コロナが落ち着いた暁にでも九州に来るきっかけになれば」
久大本線の博多駅と由布院駅間を走る「或る列車」。
風光明媚な景色を楽しみながら、九州の自然が生み出した食の恵みを堪能できる列車の旅は非日常の世界へと誘ってくれます。
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