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シーソーゲームを制し3回戦へ 強さの原動力は
夏の甲子園。大分県代表の明豊は12日、岩手県代表の一関学院と対戦し、シーソーゲームの末に7対5で勝利した。
5年ぶりに3回戦進出を果たした明豊高校。悲願の日本一に向けてチームの士気は高まっている。そんな憧れの舞台で「全国制覇」を目指す今年の明豊ナインの原動力とはー
大分大会後のチームへの取材を元に伝える。
大分大会では圧倒的な強さ
部員数が95人という大所帯の明豊。練習場では日々、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられている。
そのチーム内の戦いを勝ち抜いた選手たちは、この夏の大分大会、準決勝までの4試合を全てコールド勝ち。決勝戦も9点差で大勝し、圧倒的な強さで甲子園切符を掴み取った。
--牧野太一副キャプテン(3年)
「2年連続甲子園を決めることができて1つはホっとしている気持ちがあります」
1つ目の原動力は練習に取り入れた筋トレ
今年の1つ目の原動力は練習に取り入れた筋トレ。
これまでは練習後、寮に戻って自主的に行っていた。
この春、トレーニングルームがグラウンド横に新設されたことで筋トレを練習メニューの中に取り入れることができた。
--竹下聖人選手(3年)
「スイングスピードだったり打球の質というのは、絶対去年に比べたら上がっているのでそういうところでは良い効果が出ています」
そう語る竹下選手は大分大会で打率6割、3本のホームランを放つ大活躍を見せた。チームとしても、去年5試合で40得点だった攻撃力がことしは52得点。
1試合あたり2点以上得点力がアップし、筋トレの成果が実を結んだと選手たちも自信を深める。
--牧野太一副キャプテン(3年)
「どこが来ても勝てるような準備をチームでしてきているので、甲子園ではおもいきったプレーで次々勝ち上がって優勝したいです」
2つ目の原動力「悲願の日本一」
そして原動力の2つ目は、悔しさをバネにした「日本一への特別な思い」だ。
去年、春のセンバツ。快進撃を見せた明豊は県勢54年ぶりとなる決勝進出。見事、全国の舞台で準優勝に輝いた。
しかし“日本一”が期待された去年夏の甲子園では、まさかの初戦敗退。全国の頂点を目指した明豊ナインの思いは、初戦で散った。
--幸修也選手(当時のキャプテン)
「準優勝してもう一回(みんなで)日本一になると言って夏に向けて頑張っていたがその思いが叶わなかったのが残念です」
悔しさを知る2年生たちが最上級生となりチームを引っ張ってきた明豊。去年8月の新チーム結成以降、県大会では一度も負けることなく甲子園出場を果たした。
--宮崎元哉選手(3年)
「やっぱり甲子園は本当に(何が起きるかわからない)怖いところなので、しっかり甲子園に出る準備をして臨んでいきたいです」
--江藤隼希キャプテン(3年)
「下剋上というような形で、自分たちが飲み込むような形で、大分県代表として感動と勇気を与えられるような試合にしていきたいです」
去年、夏の悔しさを常に忘れることなく厳しい肉体改造に励み、白球を追い続けてきた明豊ナイン。
悲願の日本一に向けての戦いは続く。注目の3回戦は8月15日に行われる。