戦利品や勲章が語る「地域の戦争史」 戦後80年消えゆく記憶に触れる特別展 日出町

2025年09月08日 13:00更新

戦争を経験した人たちが年々少なくなる中、兵士の遺品など悲惨な過去の歴史を物語る品々が当時の記憶を今に伝えます。

日出町歴史資料館では特集展「戦後80年近代戦争と日出」が開催されています。


数々の戦争を経験した日本の中で、日出町からも多くの人が戦地に赴いており、日の丸にしたためた衛生兵への寄せ書きや日露戦争の戦利品とした砲弾や勲章などが並んでいます。


資料館の所蔵品以外にも町民などから提供されたものもあり、町民が戦争にどのように関わっていたのかを詳しく知ることができます。


教科書に載らない貴重な品々



どの展示品も学校の教科書には載っていない貴重なものばかりです。戦争を直接知る世代が減少し記憶の継承が課題となる中、こうした特別展などを通して語り継いでいくことは非常に重要だと感じました。


ことしは戦後80年という節目の年です。放送を通してあらためて戦没者をしのぶとともに、戦争と地域の関係について思いをはせてもらえたらと思います。

藤村 晃輝アナウンサー

最新のニュース