気になる「住宅ローン」 “固定金利”と“変動金利”どう選ぶ?日銀の金融政策見直しの影響は?【大分】

2023年11月13日 17:00更新

住宅ローン…住宅価格が上昇する中、日本銀行の金融政策の見直しの影響が気になるという方も多いのではないでしょうか。
借りる際のポイントを取材しました。

ーーお家の買い方相談室大分本店 額賀由有梨室長
「相談は昨年に比べると1.5倍ほど増えています」

住宅購入などのアドバイスを行う大分市の「お家の買い方相談室」。
住宅ローンの問い合わせが増えていますが、相談者には次のようなことを説明するそうです。

それが「固定金利」と「変動金利」。
金額が大きいだけに、各家庭の状況に合わせてどのような選択をするのかが、重要となります。

固定金利の場合、返済額が変わらないため計画が立てやすい一方、一般的に変動金利よりも金利が高く設定されています。

一方、変動金利では契約時に固定金利よりも金利が低くても、長い返済期間の中で、支払いが固定金利よりも高くなる可能性もあります。

現在、固定金利は日本銀行の金融政策の見直しで上昇していて、相談室では固定金利を検討している人は「早い決断が望ましい」と話しています。

一方、変動金利は…

ーーお家の買い方相談室大分本店 額賀由有梨室長
「固定が上がったから比例して、変動が上がることにはならない背景がある」

今のところ、変動金利に上昇の兆しはないものの、こちらも「今後上がる可能性は十分ある」ということです。

そのため、すでに変動金利で借りている人は、まずは自分の契約を確認するなど備えを始めることを勧めています。

また、住宅ローンは工夫次第で返済額を抑えることも…

ーーお家の買い方相談室大分本店 額賀由有梨室長
「銀行と対面して住宅ローンの審査や手続きをするのが一般的だが、それをネット審査に切り替えると、金利を少し低くするという銀行もある」

ただ、ネット審査では多くの書類を自分で用意するなど手間がかかる面もあるそうです。
転換期に差し掛かりつつある住宅ローン、良く調べて賢く利用することがますます大切になりそうです。

最新のニュース