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現在、大分県立美術館(OPAM)で「朝倉文夫 生誕140周年 猫と巡る140年、そして現代」という企画展が開催されています。
豊後大野市朝地町出身で日本の近代彫刻を牽引したことで知られる朝倉文夫、実は大の猫好きでもありました。
多い時には何と19匹のネコと一緒に暮らしていたそうです。この展覧会では、朝倉文夫が残した多くのネコの作品を中心に展示しています。
こちらは「産後の猫」という作品。
南洋を視察に訪れたあと、家に帰ると数日前に子供が生まれたばかりの猫が出迎えにやってきたそう。朝倉文夫はその様子を見て、この作品を制作しました。出産後の猫の全力を出し切った姿が、作品から伝わってきます。
続いては「よく獲たり」という作品。こちらは猫がネズミを捕まえる瞬間を表現しています。朝倉家の庭でこんな光景があったのでしょうか。猫の筋肉の動きが隆々と見事に表現されていて、迫力があります。
この展覧会では作品の「並び」にも意味があります。若い時代の作品から晩年に向かうように作品が配置されていて、朝倉さんの生涯の作品の変遷を見ることができます。さらに、現代作家とのコラボ作品もあります。安部泰輔、ザ・キャビンカンパニーの2組が朝倉文夫の猫の作品を題材にして作品を制作しました。
アトリウムでは、描いた絵をぬいぐるみにしてもらえる、安部泰輔さんのワークショップも開催されています。会期中は10組限定で毎日開催されていて、可愛らしい作品がたくさん並んでいます。ぜひ思い出に残してみてください。
この企画展は8月15日まで開催されています。見どころ満載の展覧会ですので、ぜひ皆さんもお越しいただき、楽しんでください。
★この展覧会のチケットを抽選でペア5組にプレゼントいたします。応募は下記URLよりお待ちしています。(7/26 水曜日まで)
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