米の価格高騰受け「田んぼのオーナー制度」人気 例年より早めに募集を締め切る事態に 大分

2025年06月18日 18:30更新

コメへの関心の高まりを受けて大分県豊後高田市では田んぼのオーナーを募る制度が人気となっていて例年よりも早めに募集を締め切る事態となっています。

 

 

 

田植えの季節を迎えた県内。各地の田んぼで作業が行われていて別府市の棚田では18日市内の園児などが田植えに挑戦しました。

 

 

◆園児

 

「白ごはんが出来て欲しい」

 

 

「(土の中が)気持ち良かった」

 

 

 

 

 

 

国の重要文化的景観に指定されている豊後高田市の田染荘です。

 

 

田染荘では2000年から景観の維持や地域活性化を目的に田んぼのオーナーを募る「荘園領主制度」を続けていますが、2025年はある変化が。

 

 

 

◆荘園の里推進委員会蔵本学事務局長

 

「例年4月末までを募集期間としているが、 ことしは期限の1週間前には定数に達していて、 申し訳ないが、お断りをする状況になった」

 

 

「荘園領主」は年間3万3000円で田植えや稲刈りを体験出来るほか、秋にコメ40キロを受け取ることができます。5キロあたり4100円ほどの計算になり最近のコメの店頭価格よりも少し割安です。3月中旬から140口の募集を始めましたが、例年よりも早く埋まったということです。

 

 

価格高騰を受けて高まるコメへの関心。その影響は多方面に広がっているようです。

 

 

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