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新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられてから初となる感染者数の発表が17日、行われました。
5月14日までの1週間に大分県内58医療機関から139人の感染が報告され、県は「緩やかな増加傾向」としています。
新型コロナについて、県はこれまで患者の陽性を確認した全ての医療機関の報告などを集計し、毎日感染者数を発表していました。
しかし、5月8日に5類に引き下げられたことを受けてインフルエンザと同様、県内58の医療機関から報告のあった感染者数を週に1回、公表することにしました。
17日が最初の発表で5月14日までの1週間の感染者数は139人だったということです。
その前の週の5月7日までの1週間については全体で602人が感染していました。
このうち58医療機関のみを抽出すると100人でした。
それと比べると39人多く、県は「緩やかな増加傾向にある」としています。
1医療機関あたりの感染者数を保健所別でみると、東部が最も多く4.33人、次いで西部と北部が2.4人、大分市が2.12人などとなっています。
県は今後も新型コロナの感染状況を毎週水曜日に発表することにしています。
なお、インフルエンザと同様に新型コロナでも注意報や警報の基準を設けるかについて県は「今は国の基準が示されていないため、国の動向を見ていきたい」としています。