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俳優の齊藤工さんが監督を務める別府市を舞台とした映画が製作されることになりました。
５月２１日には大分県別府市で齊藤工監督が会見を行いました。作品にはＳＦの要素もあり、「ポイントは宇宙人」なんだとか。
齊藤監督の会見での気になる発言を詳しくお伝えします！
全編別府でロケの映画「縁石」にはSF要素も
齊藤工さんは、俳優だけでなく監督として映画の製作も行っており、今回コロナ禍の別府を活気づけようと企画された「別府短編映画制作プロジェクト」に参加しています。
このプロジェクトの第３弾作品として、齊藤監督が手がける映画のタイトルは「縁石」（ふちいし）。全編別府でロケをしたといいます。
主演は大分市出身の俳優・安部賢一さん。安部さん演じる人生に疲れた男が地元である別府に戻り、温泉を訪れたり、人々と触れあうなどして、自分自身を見つめ直すというストーリーです。
◆齊藤工監督
「縁石は道路と歩道の隔てる石ですね。とても地味な、でもずっとある（縁石の）まなざしが一人の男の時間をとらえているという物語になっていまして。意外とちょっとＳＦなところもあったりします」
作品にはＳＦの要素があることを明らかにした齊藤さんですが、続けて話し出したのは、大分県で行われている「宇宙人のキャンペーン」についてでした。
思わず二度見！大分県が発表の ”宇宙ノオンセン県オオイタ”
大分県では大分空港が人工衛星の発射拠点「宇宙港」になることを契機に、宇宙規模で愛される「オンセン県」に進化するという「宇宙ノオンセン県オオイタ」というキャンペーンを展開しています。
温泉、グルメ、アクティビティーなど観光のすべてにおいて、更におもてなしの心と技に磨きをかけて、宇宙人のみなさまをはじめ、多くの方々をおもてなししたいと始まったものでした。このキャンペーンでは自分は「宇宙人です」と申告することで、宿泊料金の割引などが受けられるサービスも展開されました。
「２度見した」という齊藤監督。
そのキャンペーンのインパクトを次のように語っていました。
◆齊藤工監督
「大分県の結構年配の店主さんとかが、大分県ってこういう県だよね、今度は宇宙人のやつねっていう感じで（参加していて）、大分県はフレキシブルで、好奇心にあふれた前衛的な県なんだなと。そういった県民性みたいなところが物語の実は主になっているんじゃないかなと思います」
映画に登場？！齊藤工監督が考える宇宙人
手掛ける作品と宇宙人との気になる関係…キャンペーンが目に留まった理由、そして、作品に「宇宙人が登場するのか？」など、記者が質問してみると、次のような答えが返ってきました。
◆齊藤工監督
「半分宇宙人みたいな映画が今、上映されていたり、『シュワッチ！』って言ってて」
※齊藤工監督は「シン・ウルトラマン」では主演を務める
（会場から笑い声）
◆齊藤工監督
「宇宙人って色々なとらえ方があると思いますが、脅威であり、迎え入れるべき仲間でもあり、そういう象徴でもあるんじゃないかなと。宇宙開発に大分県が協力しているという以上に、人を受け入れる、そして送り出すような風土・温かさにとても合っている（キャンペーンだと）思いました」
今回の映画に宇宙人は登場するのか？という質問に
そして、気になる「宇宙人」の登場については・・
◆齊藤工監督
「ポイントとなるものは、結構意外と宇宙人っていうところになってくる。（そうした）物語の建て付けになっていますよね、安部さん？」
◆主演・安部賢一さん
「そうですね」
大分市出身で、主演の安部賢一さんはこの短編映画に参加したことで、「宇宙人のキャンペーン」のことを知ったといいます。
◆主演・安部賢一さん
「知らなかったですよ。なかなか帰ってくる機会が無くて。今回初めて知りまして、（大分空港）の足湯のあの暖簾を見た時にこれかと…。このことを監督がおっしゃっていたんだなと」
映画舞台の別府は「UFOとか宇宙人が舞い降りてもおかしくない」
今回の映画の舞台となる別府の印象については…
◆主演・安部賢一さん
「ＵＦＯとか宇宙人が舞い降りてもおかしくないような場所だなと。湯けむりがバンバン出ていて、海、山、おいしいものがあったら、（宇宙人も）来たくなるだろうと思ってます」
◆齊藤工監督
「確かに。別府に来て欲しいなと思います、宇宙人に。地球の入り口、別府」
さらに別の記者から、映画の鍵となっていると考えられ、タイトルでもある「縁石」と宇宙との関係についての質問が出ました。
ーー記者
「縁石が宇宙から来ているかもしれない？」
◆齊藤工監督
「さあ、それは見てのお楽しみ」
齊藤監督は５月１７日から２１日の５日間で別府市での撮影を終えました。
短編映画「縁石」は今のところ公開時期は未定。完成後は別府ブルーバード劇場で公開されます。
※俳優の斎藤工さんは映画監督では「齊藤工」名義で活動
