春の西寒多神社を満喫VR ”藤波”の色香と”鬼伝説”

2022年04月29日 12:00更新

大分県の自然や観光スポットをテレビ局ならではの視点で撮影し、360°VR映像で紹介するシリーズ。

 

今回は、藤の名所として知られる大分市の西寒多神社です(撮影日 4月23日)

藤棚を散策している気分になって楽しんでみてください。(Wi-Fiの使用をお勧めします!)

 

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西寒多神社の藤は、樹齢450年といわれる木から枝が伸びていて境内には約330平方メートルにわたって「藤棚」ができています。

 

 

この日はあいにくの曇り空でしたが、橋の上にかかる藤のトンネルをくぐるとマスク越しでもわかる甘く華やかな香りに包まれ幸せな気分になれました。

 

 

藤棚は、長さ1メートルほどの花穂が連なり春風に揺れる蝶形の花びらが優しく頬を撫でてくれます。

 

また、腰をかがめて藤棚を見上げると紫の雨が降り注ぐような幻想的な光景が広がっていていつまで見ても飽きることはありません。

 

 

耳をすませば、小川のせせらぎと鳥の囀りが聞こえてきて、五感で春を感じることができます。

 

 

藤の花と並んで人気なのが参拝した証としていただける「御朱印」。

 

神社によりますとこの時期は藤の印が押されるため県外からも御朱印ファンが訪れるそうです。

 

 

また、人気アニメ『鬼滅の刃』で人を食う鬼が嫌う花として藤が描かれたことで西寒多神社の藤の花も注目を集め、去年はコスプレ姿で写真を撮る人の姿も見られたそうです。

 

 

そんな鬼滅の刃ファンも集う西寒多神社には鬼にまつわる言い伝えが残されています。

 

それが境内にある「鬼の歯形石」です。

 

 

その昔、霊山に住んでいた鬼が本宮山にきた巫女の親子を食べようとしました。

 

母親は鬼に対して、霊山から本宮山まで一晩で橋をかけられたら食べられましょうと無理難題の約束をしたそうです。

 

しかし、鬼たちは一晩で橋を完成させかけたため、親子が鶏の鳴きまねをしたところ、鬼たちは朝が来たと思い残念がって手に持った石を噛み砕いて去っていったそうです。

 

この歯形石はその時の石とされています。

 

 

境内では県指定文化財の「萬年橋」など霊験あらたかな見所がいっぱいあります。

 

この春は甘く香る藤の花と鬼伝説を求めて西寒多神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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