目指すは日田版〝油屋熊八〟国産材にこだわったものづくり

2022年03月09日 10:00更新

日田産の杉やヒノキなど国産材にこだわった「ものづくり」を展開する日田市のベストリビング。

 

今年1月に「だれもが、いつでも、ものづくりに触れる体感の場」として「CREATIVE BASE FAB」をオープンしました。

 

中村代表は「工場に見学に行くのは敷居が高いと感じてる一般の人にも気軽に立ち寄ってもらいたい。別府が今のように有名になったのは油屋熊八が宣伝に尽力したから。自分たちが日田の油屋熊八になって日田のものづくりの魅力を広めていきたい」と話します。

 

 

「YUKEMURI NEXT. 」との連携企画、今回はベストリビングをご紹介します。

 

ベストリビング株式会社

 

ベストリビングは主に特注による法人向けのソファの企画・製造・販売を行っています。取引先は商業施設・レストラン・ホテル・百貨店・アミューズメント施設など。皆さんも使ったことがあるかもしれません。

 

杉の産地として知られる日田市ですが、実は家具の世界では「箱物の大川、脚物の日田」と言われるほど、ソファーや椅子で高い「ものづくり」の技術を持っています。

 

しかし、最近は中国など海外の輸入品の拡大に加え、発注元となる飲食・ホテル業界への新型コロナウイルスの影響が深刻で、国産家具の売り上げは厳しい状況を迎えています。

 

SNSの活用やECサイト構築などインターネットでの情報発信にも力を入れていますが、それと同時に感じたのが「リアルな価値体験・体感の場」の必要性です。

 

 

 

家具の魅力に直接触れるとともに「ものづくり」の力や技術を多くの人に伝える場所にしたいという思いからオープンさせたのが「CREATIVE BASE FAB」です。

 

日田の工芸品のセレクトショップ・コワーキングスペースとしても利用できるカフェスペースや撮影スタジオも併設。家具に携わる多くの人が集まり、新たな発想が生まれる場所にしたいという狙いがあります。

 

また、中村代表は地元家具メーカーの若手経営者などで作るその名も「日田家具衆」のメンバーの1人として、工場見学を始めたり家具の絵本をつくったりとユニークな取り組みを行っています。

 

今後の夢について伺うと「日田にものづくりの学校を作りたい」と壮大な構想も。これからの活動が注目されます。

  

今回、ご紹介したベストリビングも登場する「Yukemuri Startup Summit2022」が2022年3月11日(金)に別府ブルーバード劇場で開催されます。

 

詳細は以下のHPから

YUKEMURI STARTUP SUMMIT (yss.oita.jp)

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