深夜に県内で震度5強 けが人や被害

2022年01月22日 08:33更新

22日、午前1時8分ごろ大分県内で最大震度5強を観測する地震がありました。

 

 

この地震による津波はありませんが県内ではこれまでに6人がけがをしています。

 

大分県内では大分市、佐伯市、竹田市で震度5強、別府市など12の市町村で震度4を観測しました。

 

大分市内の道路では街灯が倒れ、照明の破片が散らばっていました。

 

 

壁などが倒れている場所もありました。

 

 

大分市によりますと水族館うみたまごの駐車場では地割れも確認されています。

 

 

また、住宅や店舗の中でも食器などが床に散乱している状況が見られました。

 

 

 

地震の発生当時、街にいたという人からは不安の声が聞かれました。

 

 

「携帯が鳴りだしてなに?なに?って。すぐ地震が来て。まさか大分でこんな地震がくるなんてびっくりした」

「客の携帯とかも鳴ってグラスとかも倒れて割れたりしたんで、みんな一斉に帰った」

 

 

消防などによりますと今回の地震でこれまでに6人がけがをしています。

 

このうち大分市で転倒した3人が重傷。

 

また佐伯市でも、けが人がいて3人が軽傷だということです。

  

大分市の幹線道路では、水道管が破裂したのか水が噴き出し、道路が冠水している様子が見られました。

 

 

大分市によりますと、午前5時までに水道管や貯水タンクが破裂したなどという連絡が市内で10件寄せられています。

 

このうち2件が復旧したということです。

 

停電も発生しました。九州電力によりますと、今回の地震で県内では最大でおよそ7万5600戸が停電しましたが午前3時40分頃までに全て復旧したということです。

 

 

また警察によりますと午前1時30分ごろ別府市の別府ロープウェイ付近の県道別府一の宮線で直径およそ1メートルの大きな落石が見つかりました。

 

 

およそ2時間後に撤去が完了したということです。

 

佐伯市宇目の県道6号では倒木のためおよそ50メートルに渡って全面通行止めになっています。

 

佐伯市は市内21か所に避難所を開設しました。

 

 

午前6時時点で56人が市内6か所に避難しているということです。

 

ーー避難している人は

「かなり揺れてびっくりしている」

「食器棚とかも倒れてて」

「電気つかなかったので情報が無くて。どんな状況か分かなかったのでとりあえず避難しなきゃと思って。あるもの全部最低限のものだけ持ってきた」

 

 

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