別府市出身の女優・後藤郁さん 主演映画への思い

2021年11月03日 12:00更新
新型コロナの影響は演劇の世界にも及んでいるが、ことし、別府市の映画館でコロナ禍の舞台俳優やスタッフの姿を描いた映画が上映された。
ヒロインを務めたのは別府市出身の後藤郁さん。
 
作品に込めた思いなどを伺った。
 

新型コロナに翻弄されるヒロインを熱演

 
――後藤郁さん
「実際決まっていた舞台だったり作品が何本か取りやめになり一気に暇な時間というかお仕事ができない、お仕事がないという状況下になってシンプルに孤独というか不安がすごかった。去年の夏、初夏は」
 
新型コロナの影響をこう話すのは別府市出身の女優、後藤郁さん。
 
中学2年生まで別府市や杵築市で過ごした後藤さん。
中学3年生のときからアイドルグループのメンバーとして芸能活動をスタート。
 
 
 
グループの卒業後もドラマや舞台などで幅広く活躍している。
 
別府市の別府ブルーバード劇場で公開された映画『渋谷行進曲』でヒロインを熱演した。
 
――映画の一幕
「ただいま劇場さんと協議した結果本公演は中止とさせていただきます」
 
新型コロナに翻弄される舞台俳優やスタッフをテーマにしたこの映画。
緊急事態宣言が発令され、公演予定の舞台が中止となるところから始まる。
 
 
 
感染拡大、マスク着用での現場、そしてオンライン配信など、作品にはコロナ禍の日常が盛り込まれ、登場人物それぞれの生き方も交差しながら「生きる」とはどういうことかを問いかけるストーリーだ。
 
 
――別府ブルーバード劇場 舞台挨拶 後藤さん
「皆さまこんにちは、後藤郁です。本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます」
 
この日、後藤さんは舞台挨拶に立ち作品の裏話などを語った。
 
――後藤さん
「後藤郁という素の人間と稀ちゃんという役どころだったが、稀ちゃんという役の間で演じてくれと言われていて。芝居なのか芝居じゃないのか。テンション感の発現というかを求められているんだろうなと」
 
舞台挨拶には、以前所属していた事務所の先輩で玖珠町在住のタレントあべこさんも駆けつけ、後藤さんにエールを送っていた。
 
 
――観客は
「自分も吹奏楽やっていて(新型コロナの影響で)コンクールとかなくなって、すごく自分のことに重ねてみることができてすごく感動した」
 
「別府出身と知らなくてこんな素敵な女優さんがいるのなら応援したいと思った」
 
――後藤さん
「生きなきゃいけないというのを、少しでもポジティブにとらえていただける作品になっていたらいいなと思う」
 
コロナ禍で大変な状況にあっても、舞台に立ったり芝居をしている瞬間が一番楽しくて幸せと後藤さんは目を輝かせる。
 
――後藤さん
「また何が起こるかわからないので日々1日楽しく!明日何があってもいいように、極力後悔はないように生きていけたらいいと思う」
 
【2021年6月取材】
 
 
藤田 早織記者

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