おうち時間を有効に 自宅で楽しむ〝ミニ〟が人気

2021年10月17日 00:00更新
※2021年7月に取材したものです。
 
コロナ禍で、「おうち時間」が増える中、家の中でも楽しめるいわゆる「ミニ」なものが注目されている。
どういったものが人気なのか、取材した。
 

ミニ四駆

 

 
――藤村キャスター
「こちらでは今、ミニ四駆のレースが行われています。近くで見ると物凄くスピードが速く、迫力があります」
 
車の模型にモーターがついた「ミニ四駆」。
1990年代に子供たちの間でブームとなった。
 
 
大分市内のホビーショップではミニ四駆の販売だけではなく、専用のコースを作っていて月に2回ほど誰でも参加できるレースを開いている。 
 
 
――参加者は
「去年の5月くらい、コロナがあって、家ですることないかなということで子どもと一緒に始めた」
 
この日、レースに参加していた由布市の松田嘉則さん。
コロナ禍でおうち時間が増えたことをきっかけに、子どもの頃、夢中になっていたミニ四駆を思い出し小学生の息子と一緒に再び始めたそうだ。 
 
 
――レースに参加していた松田さん
「子どもとか大人とか関係ないので子どもとも遊びやすいかなと思って。僕たちの時は真っすぐ進むだけの初期のミニ四駆だったので、今、こういうコースで走らせられるので凄く速いし面白い」
 
最初は自宅に段ボールでコースを作りミニ四駆を楽しんでいた松田さん親子。
 
 
去年からはショップにあるコースを利用するようになったという。
 
松田さんのように子ども時代にミニ四駆に熱中した世代がコロナ禍を契機に今度は子供と一緒に楽しむという傾向が見られるそうだ。
 
 
――STEPUP 穴見大地店長
「親子連れが多くなった。子どもの遊び場とかも(コロナで)出れなかったりするので。お家でミニ四駆のコースも買ってやられる人が多い」
 

手のひらサイズの〝盆栽〟

 

一方で、こんなミニもブーム。
 
 
――TOS牧野記者
「一般的な盆栽のサイズがこちらなんですが、今人気を集めているのがこちらの小さな盆栽です。手のひらサイズでとても可愛いです」
 
宇佐市にある盆栽園では一般的な大きさの盆栽から高さ10センチ以下のミニ盆栽まで多くの種類を取り扱っている。
 
 
コロナ禍で巣ごもり需要が続く中、盆栽を始める初心者も増えているという。
 
――松田盆栽園 松田泰典さん
「今は小さい盆栽の方が、手軽に楽しめて需要が多くなってきている。年齢層が大体20代から30代の若い層。そういった人が盆栽を始めたいということで問い合わせが来ている」
 
庭がない家でも手軽に育てることができるミニ盆栽は1000円程度から購入できる。
成長にあわせて植え替えの必要はあるが部屋にいながら自然を感じて癒されると人気が高まっているという。
 
 
――松田さん
「まだまだコロナの影響があると思うので、家にいて癒しを感じながらもっと盆栽を楽しんでもらって自分なりの表現を付け加えて盆栽を育ててもらえるとありがたい」
 
収束が見通せない新型コロナ。
自宅でも取り組める「ミニ」なものがおうち時間を楽しく演出してくれている。
 
【2021年7月取材】
 

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