日常の〝ヒヤリ〟を動画に 豊府高校の生徒が交通安全呼びかけ

2021年11月02日 19:00更新
高校生による交通安全の取り組み。
県内の高校で同世代に事故防止を呼びかけようとある取り組みが進められている。
 
大分市の県立大分豊府高校。
9月のある日、交通安全に向けたある取り組みを行っていた。
 
――TOS山路記者
「大分市の豊府高校です。自分たちが撮影した動画に音やテロップを入れて編集作業に取り組んでいます」
 
 
完成したのは交通安全を呼び掛ける動画、実は県警の依頼で制作した。
 
――県警本部交通部交通企画課 藍京誠治さん
「高校生に事故抑止を考えていただく動画の作成をお願いしております」
 
県内でも後を絶たない交通事故。
こちらはJAFが撮影した時速60キロの車と自転車が衝突するという実験映像。 
 
 
その衝撃の強さが分かる。
 
県警によると自転車が関係する事故は県内で過去5年間に約2000件発生し、そのうちの2割ほどが高校生が当事者だということだ。
 
豊府高校の生徒たちはこうした状況を踏まえた動画も制作した。
 
 「ながらスマホ禁止」、「傘さし禁止」、「ヘッドフォン禁止」といった動画のテーマは生徒たちが日常生活の中でひやりとしたケースなどを持ち寄って決めた。
 
 
生徒の表情などユニークな点も取り入れ同世代の人たちに響くことを心掛けたという。
 
 
――動画を制作した高校生は
「この交通ルール知らなかったなとか自分も道路を渡るときに手を挙げて渡ろうかなとかそのような感じで思ってもらえたらいいなと思っています」
 
この動画は10月以降、ユーチューブなどで見ることができるということだ。
 
【2021年9月取材】
 
山路 謙成記者

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