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人生の最後を迎える準備、「終活」の一環として先日、大分市中心部で遺影の撮影会が開かれた。
題して「美しすぎる遺影撮影会」。
青空の下で行われた明るい撮影会の様子と参加した人たちの思いを荒木カメラマンが取材した。
「人生最後のセレモニーに笑顔を」
故人の在りし日の姿を収めた写真、遺影。
台風14号が過ぎ去り秋晴れが広がったこの日、大分市中心部で行われたのがその遺影の撮影会。
こちらの男性、自分のお気に入りの写真を飾ってもらおうと参加していた。
――佐藤孝二さん(64歳)
「人生ですか、まだまだ先ありますよ。子供たちも順調に育ってくれて孫も出来たし、若いころはいろんな挫折ありましたけども今は幸せです」
――カメラマン・野本寿和さん
「その人が一番楽しんでいるような笑顔が撮れるように心がけています」
――まるっと終活おおいた事務局事務長 木原寛さん
「人生最後のセレモニーは自分の納得いく笑顔の写真で皆様を友達とかをお迎えして見送られるっていうのはいいんじゃないですか。さらに遺影写真というのは残された家族が一番長く見つめる写真になるので笑顔で、残された家族を励ます。そういった写真になればと思っています」
この日は娘と一緒にカメラに納まる母親の姿もあった。
――参加者 阿南忍さん(37歳)・葵さん(8歳)
「なにがあるか分かんないんで、今までの自分のことも考えたし今大事にしているものを振り返るいいきっかけにもなりました」
そこで私も参加費を支払い撮影してもらうことにした。
カメラマン同士がお互い撮影し合うという私も経験したことのない状況だったが…。
――カメラマン野本寿和さん
「めっちゃいいですね。これなかなか斬新。この姿がたぶん一番知ってる人が多いと思うので実はこういうのが遺影写真になった方が参列者としては覚えている」
「終活」記念に1枚を
撮影会には、ペットと一緒に写ったり、ゴルフが趣味の人はゴルフウェアなど自分らしさの出る服装がおすすめだそうだ。
早めの「就活」記念に1枚残しておくのもいいかもしれない。
【2021年9月取材】