熊本地震 大分県内の宿泊施設キャンセル相次ぎ 被害額は約12億円に 観光支援策を国に要望へ
7月8日の梅雨明け以降、大分県内はまとまった雨が降っていません。
中津市の耶馬渓ダムでは貯水率が50%をわずかに上回る状況で市などは40%を割り込んだ場合、取水制限を行うことを決めました。
◆TOS渡辺一平記者
「耶馬渓ダムです。こちらを見てみると、水位が低下していて、地面が渇いた部分が露出している」
中津市などに水道水や農業用水を供給している耶馬渓ダム。
貯水率は50.2%まで低下しています。
こうした状況を受け、18日は市やダムを管理する国交省などが今後の対応を協議しました。
この中では今後も雨が少ない状況が続く見込みで、貯水率は早ければ今週末にも40%を割り込む見通しであることが報告されました。
その場合、家庭用の水道水で20%、農業用水で30%、工業用水で80%の取水制限を行うことを決めました。
市は、17日、渇水の対策本部を設置していて市民に節水を呼びかけています。
◆TOS渡辺一平記者
「中津市耶馬渓町の田んぼに来た。例年この時期は太ももの高さくらいまで稲が育っているがこちらの農家によると、ことしはまだ膝くらいの高さまでしか育っていないということです」
◆農家 横山真澄さん
「やっぱり水がなければ稲に水がないと栄養がいかないし、枯れる」
中津市耶馬渓町の農家の横山真澄さんです。田んぼの一部が干上がったため市から散水車を借りて水を流し入れています。しかし…。
◆農家 横山真澄さん
「去年を100として8割くらい。けど、このまま枯渇が続けば、半分ないし半分以下にもなるかもしれない」
こうした中、県は各地の農業用ダムの貯水率が低下していることから少雨対策連絡室を設置すると共に各振興局に生産者向けの相談窓口を設置しました。効果的に水を保つための技術支援などを行うということです。

一方、雨が少ない影響は夏休み中の行楽施設にも…。
◆TOS佐野格
「こちらはるるパークのボート乗り場です。今月初めごろまではオレンジの線のあたりまで水位があったそうですが、雨が少ない影響でかなり水位が下がってしまっています」
敷地の中心にある日指ダムの湖面で楽しむるるパークの貸しボート。
しかしダムの貯水率はすでに50%を割り込んでいます。
ボートは土・日・祝日に営業していますがこのまま雨が降らなければこの週末から営業を休止する可能性があるということです。
◆るるパーク 安田知美さん
「人気のスワンボートなので職員一同もお客さんには残念で申し訳ない気持ちでいっぱい」
気象台によりますと県内は20日と21日は夕方を中心に局地的に激しい雨が降る可能性があるということです。ダムの貯水率が上がることが期待されます。
