AIを使った“緊急放流予測” 事前通知が遅れた安岐ダムで導入 10分ごとに水の量を自動で予測 大分

2026年07月03日 11:50更新

大雨が降った時にダムの緊急放流の事前通知を適切に行うため大分県は7月から人工知能=AIを使った予測システムを導入しました。

AIによるシステムの運用が始まったのは国東市の安岐ダムです。緊急放流は大雨でダムに大量の水が流れ込んだ時にダムの決壊を防ぐために行われます。
こちらは2024年の台風による大雨で増水した安岐川の様子です。

安岐川ではこの日、堤防が決壊し、氾濫も発生しました。
激しい雨が降る中、安岐ダムは満水になるおそれがあり緊急放流を実施。しかし、想定を超える雨が降ったため県による国東市への最初の事前通知が1時間半遅れたことなどが課題となりました。

そこで導入されたのが今回のAIによる予測システムです。

◆県河川課 田川拓哉さん
「貯水位がこの紫色の線である緊急放流開始水位に達することが分かったら緊急放流する可能性 がある。これをもとに3時間前に(自治体に)通知を行うことが出来るシステム」


AIによるシステムでは民間の気象会社の雨量の予報からダムに流れ込む水の量の予測を10分ごとに自動で更新。

緊急放流がいつ必要になるのかこれまで6時間先までしか予測できませんでしたが72時間先まで予測出来るようになりました。

さらに、およそ30年分の安岐ダムの雨量などを学習させて予測の精度が高まったということです。
県は「事前の通知を精度高く的確に出せることで下流に住む人たちへの避難に繋げることが出来る」と話しています。

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