突然の土砂崩れ 雨降らずも「多くの水が含まれる段階だったと推測」専門家が現地調査 女性大けが 大分
雨が降っていないにも関わらず突然発生しました。
九重町で17日夜、土砂崩れが起き住宅1棟が全壊、住人の女性が下半身が埋まった状態で見つかり足の骨を折る大けがをしています。
土砂崩れが起きたのは九重町松木です。
◆TOS山路謙成記者
「土砂は家や車を押し流してしまうほどの勢いで流れ出ていて、道も塞いでしまっています」
県や町によりますと、17日午後7時過ぎ、近くに住む人から通報がありました。土砂が住宅に流れ込み1棟が全壊。
この家に住む55歳の女性が下半身が埋まった状態で見つかり、警察と近くの人に救助されました。女性は左足の骨を折る大けがをしましたが、命に別条はありません。

◆TOS渡辺一平記者
「土砂崩れから一夜が明け住宅は大きく崩れ傾いたままとなってます。現場では関係者による調査も始まっています」
高さおよそ30メートル、幅10メートルほどに渡る今回の土砂崩れ。
ドローンの映像を見てみると山肌が広範囲に崩れているのが確認できます。
現場周辺では17日までの1週間、雨は観測されていません。
当時の様子について近くに住む人は…。
◆隣に住む人
「最初トラックか何かが事故をしたかなというくらい振動と音が激しい。土砂が水と一緒のような感じで速く流れて隣が巻き込まれて大変なことが起きたなと」
土砂は住宅の前の県道にも流れ込んでいて現在、通行止めとなっています。
土砂崩れが発生した場所は土砂災害特別警戒区域に指定されています。

また、急傾斜地崩壊危険区域にも指定されていて流れ出た土砂を食い止めるため県が住宅の山側にコンクリートの壁を建設している最中でした。
県は二次災害を防ぐためシートなどを設置したほか今後、土砂の撤去作業を進めることにしています。
一方、この土砂崩れで9世帯30人が近くの公民館などに自主避難をしました。ただ、対策工事に時間がかかり避難の長期が懸念されるため、町は指定避難所を開設するということです。
町は「できるだけ早期に住民が自宅に戻れるよう作業を進めたい」と話しています。
九重町は午後6時に土砂崩れが起きた松木地区に警戒レベル4の避難指示を発令しました。対象は9世帯30人です。
