開発まで約10年 大分の特産「しいたけ」生産量減少のなか 暑さに強い新品種「なば姫」誕生

2026年06月11日 18:20更新

大分が全国一の生産量と質を誇る乾しシイタケですが生産量は減少傾向にあります。

 

 

こうした状況を改善しようと県がシイタケの新たな品種を開発し6月から販売が始まっています。

 

 

特徴は「暑さ」への強さです。

 

 

 

子供たちが楽しそうに収穫しているのはシイタケ。県内有数の産地、豊後大野市で11日行われた「しいたけ教室」です。地元の特産について知ってもらおうと毎年行われているもので、地元の新田小学校3年生、6人が参加し原木から直接もぎ取って実際の作業を体験しました。

 

 

収穫したシイタケはそれぞれが持ち帰って食べるということです。

 

 

◆児童は

 

「難しかったけどうまく取れて嬉しかった。おいしく焼いてみんなで食べたい」

 

 

「でかくて、こんなにでかいんだなと思った」

 

 

 

 

 

大分の特産であるシイタケですが大きな特徴を持った新たな品種が開発され6月のイベントでお披露目されました。

 

 

◆試食した高校生

 

「すごく肉厚でジューシーでめっちゃおいしかったです」

 

 

それが「なば姫」です。

 

 

大分の方言でシイタケを意味する「なば」から名付けられました。

 

 

その特徴は「暑さへの強さ」です。

 

 

 

 

 

◆県農林水産研究指導センター甲斐充さん

 

「ここでなば姫の試験栽培をしている」

 

 

開発した豊後大野市の県農林水産研究指導センターです。厳しい暑さの影響もあり、シイタケの生産量は減少傾向にあります。

 

 

◆県農林水産研究指導センター甲斐充さん

 

「気候変動の関係で最近、夏が暑いということで、夏の暑さがずっと続いて、秋がなかなか来ない。生産者から秋子の発生のある品種が欲しいという要望をいただいて試験研究をしてきた」

 

 

そうした中、暑さに強い品種を作ろうとシイタケの菌の交配を進め試行錯誤を繰り返しながら研究を続けてきました。

 

 

その期間は実におよそ10年。

 

 

誕生した「なば姫」は高い気温が続く現在の気象状況でも従来のものより肉厚に育つということです。

 

 

6月から県椎茸農協の直売所などでの販売も始まっています。生産の環境が厳しさを増す中、大分の特産を繋ぐ新たな品種として期待が集まります。

 

 

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