被災地復旧を後押し 補正予算案可決を受けて被災した人たちに最大5万円の見舞金給付 大分市佐賀関火災
11月18日に発生した大分県大分市佐賀関の大規模火災についてのニュースです。
被災した人たちの生活再建に向けて12日から仮住まいの市営住宅への入居が出来るようになりました。
◆入居者 山口栄子さん
「ああ、きれいやわ。ホッとするわ。ホッとする本当に」
12日、佐賀関の市営住宅の部屋を訪れたのは入居が決まった山口さん夫婦です。
夫婦は火事で被災した田中地区の自宅で息子とともに生活していましたが家が全焼。これまで、家族3人で避難所で過ごしてきたということです。
今回の大規模火災を受け大分市は、佐賀関や坂ノ市、大在にあわせて39戸の市営住宅を確保しています。50世帯から入居の応募があり抽選などの結果、11日、入居出来る27世帯が決まりました。

12日は鍵の受け渡しが行われ入居ができるようになり新たな生活を始める人たちを対象に食器などの配布も行われました。
◆受け取った人
「もう本当にありがたいしかない」
山口さん家族が住むことになった部屋は2DKで家電などが用意されていました。新たな生活に向け布団なども運びこんでいた山口さん夫婦。
生活再建に向け仮住まいを決める際には地元・佐賀関に残りたいという強い思いがあったそうです。
◆入居者 山口栄子さん
「佐賀関が大好き。佐賀関で育って佐賀関でずっとここまで来て、だから私たちはこっち(佐賀関の部屋)を希望した」
一方で仮住まいが決まっていない人たちへの心配を何度も口にしていました。
◆入居者 山口栄子さん
「私たちが先に選ばれても喜べない。本当にみんなが早く…みんなが決まって、みんなが幸せにならんとな」
市では市営住宅の入居について12月15日と16日に2回目の募集を行うことにしています。
