鍋の季節到来 白菜は1年前の半額、白ネギも3割安 2025年注目は五感で味わう「アロマ鍋」大分

2025年12月12日 16:40更新

寒い季節になると食べたくなる鍋の話題です。

 

 

物価高騰が続いていますが鍋の材料の白菜や白ネギは価格が下がっているといいます。

 

 

2025年注目という「アロマ鍋」とあわせて取材しました。

 

 

 

収穫作業が進む畑。

 

 

白菜の県内最大の出荷量を誇る日田市ではいま、収穫の最盛期を迎えています。

 

 

2025年は、例年よりも台風や大雨の影響が少なかったことを受けてよく育ったということです。

 

 

◆JAおおいた日田白菜部会桑野利彦 部会長

 

「霜も降って甘みも増してきていい状態に仕上がって収穫している。寒くなってきたので鍋、すき焼き、シチューに入れて温まる料理ハクサイをたっぷり入れて食べてもらいたい」

 

 

日に日に寒さが増すこの季節、鍋の需要の高まりを受けて大分市にあるスーパーでは鍋用のスープと鍋物野菜を並べたコーナーが設置されていました。

 

 

 

 

 

2025年は、2024年と比べて価格に変化が出ているといいます。

 

 

◆トキハインダストリー春日浦フードスタジアム阿部孝政さん

 

「昨年に比べると白菜が約半分、白ネギが約2割から3割安くなっている」

 

 

この日の白菜の価格は4分の1カットで107円。全国的に収穫量が少なかった2024年は200円前後だったということで、およそ半分の価格になっています。

 

 

また、白ネギの価格は1束280円と2024年よりも2割から3割ほど安くなっているといいます。

 

 

◆トキハインダストリー春日浦フードスタジアム阿部孝政さん

 

「寒さによって状況は変わってく るとは思うが、このままの天候で行けばおそらくことしはこの値段で行けるのではないかと予想している」

 

 

また、新たな鍋ブームも。

 

 

飲食店情報サイトを運営する「ぐるなび」が毎年発表しているトレンドの鍋で2025のテーマに選ばれたのは「アロマ鍋」。「アロマ鍋」とはハーブやスパイス、柑橘類の香りを使用し五感で味わう鍋のこと。

 

 

 

 

 

ぐるなびの調査によると約8割の人が食事で「香り」を重要視していると答えたほか、ぐるなびのサイト内でハーブの検索数は2024年と比べておよそ1.7倍、セリはこの2年でおよそ1.6倍と関心が高まっているということです。

 

 

宇佐市にあるこちらの店でもいま人気なのが…

 

 

12~3種類の食材を使った香り豊かなスープが楽しめる「薬膳」の火鍋。女性客を中心に人気だといいます。

 

 

◆HotPot Chai嶋田 絵菜さん

 

「基本血流が良くなるために体が温まることが一番いいことなので体を温める薬膳も多く入っている」

 

 

スープには便秘やむくみなどに効果的だという八角や消化を助けるという草果などが使われています。

 

 

気になるその味は?

 

 

◆TOS甲斐菜々子記者

 

「口に入れた瞬間に薬膳のいい香りが鼻を抜けて食欲がそそられる。辛過ぎず旨味が凝縮されたようなすごく癖になるおいしさ」

 

 

◆HotPotChai嶋田絵菜さん

 

「五感を刺激する鍋。食欲をそそられるような香りと病みつきになるような味、やっぱり何度も食べたくなるようなおいしさがあると思う」

 

 

鍋の材料の白菜などが2024年よりも買い求めやすい2025年。

 

 

味や見た目だけでなく豊かな香りが特徴の「アロマ鍋」を旬の野菜とともに楽しむのがおすすめです。

 

 

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