【中継】避難所に別府温泉 25日から提供へ 大分市佐賀関大規模火災
大分県大分市で起きた大規模火災は24日、発生から7日目を迎えましたが、鎮火には至っていません。
現場の立ち入りは、いまなお制限されたままとなっています。
こうした中、23日までの2日間、被災した住民たちが規制区域内に入ることが認められ、火災のあと、初めて自宅などの様子を確認しました。
火災発生から5日目となる22日。
被災した世帯の代表者1人が消防や警察の立ち合いのもと、立ち入りが制限された区域に足を踏み入れることができました。
◆被災した住民
「何もねえ」
火災後、初めて見るふるさとの姿。住民たちは映像に収めていました。
◆被災した住民
「おばちゃんちも何もない・・」
◆被災した住民
「えぐい・・・」
慣れ親しんだ土地は一変。
ここは特に焼損が激しかった場所です。
焼け焦げた車…
家が立ち並んでいた場所はがれきの山に…
平穏な日常を奪い去った炎は住民たちの目に焼き付いています。

◆被災した住民
「周りが全部燃えてしまって、何もなかった。コンクリートのがれきがいっぱいあるだけ」
(Q思い出の品は)
「多分ないと思う、みんな何も残っていない状態まで燃えていたので。ここで生まれ育っているので、何もないから、景色が全然変わってしまった。寂しい」
◆被災した住民
「あんな状態ではどうなるか。うちの周りは全部焼けてしまったので、私は戻ることは不可能に近いと思うので、あの焼け野原に1軒家を建てて住むことはできない」
◆被災した住民
「もうパーやな全然跡形もない。しょうがない。もうあきらめないと」
◆被災した住民
「全焼。何もなかった。目印の電柱が残っとったので、それ見てここなんやという漠然とした感覚。腹くくっては行ったけど、ちょっときつい。いまは。見た瞬間はああやっぱりかあという感じしか残っていなかった。すごい疲れた」
変わり果てたふるさとの姿。生活を再建させるための支援が求められています。
