「何もねえ」「えぐい…」大分市大規模火災 被災した住民たちが自宅を確認 慣れ親しんだ土地が一変

2025年11月24日 20:30更新

大分県大分市で起きた大規模火災は24日、発生から7日目を迎えましたが、鎮火には至っていません。

 

 

現場の立ち入りは、いまなお制限されたままとなっています。

 

 

こうした中、23日までの2日間、被災した住民たちが規制区域内に入ることが認められ、火災のあと、初めて自宅などの様子を確認しました。

 

 

 

火災発生から5日目となる22日。

 

 

被災した世帯の代表者1人が消防や警察の立ち合いのもと、立ち入りが制限された区域に足を踏み入れることができました。

 

 

◆被災した住民

 

「何もねえ」

 

 

火災後、初めて見るふるさとの姿。住民たちは映像に収めていました。

 

 

◆被災した住民

 

「おばちゃんちも何もない・・」

 

 

◆被災した住民

 

 

「えぐい・・・」

 

 

慣れ親しんだ土地は一変。

 

 

ここは特に焼損が激しかった場所です。

 

 

焼け焦げた車…

 

 

家が立ち並んでいた場所はがれきの山に…

 

 

平穏な日常を奪い去った炎は住民たちの目に焼き付いています。

 

 

 

 

 

◆被災した住民

 

「周りが全部燃えてしまって、何もなかった。コンクリートのがれきがいっぱいあるだけ」

 

 

(Q思い出の品は)

 

「多分ないと思う、みんな何も残っていない状態まで燃えていたので。ここで生まれ育っているので、何もないから、景色が全然変わってしまった。寂しい」

 

 

◆被災した住民

 

 

「あんな状態ではどうなるか。うちの周りは全部焼けてしまったので、私は戻ることは不可能に近いと思うので、あの焼け野原に1軒家を建てて住むことはできない」

 

 

◆被災した住民

 

「もうパーやな全然跡形もない。しょうがない。もうあきらめないと」

 

 

◆被災した住民

 

「全焼。何もなかった。目印の電柱が残っとったので、それ見てここなんやという漠然とした感覚。腹くくっては行ったけど、ちょっときつい。いまは。見た瞬間はああやっぱりかあという感じしか残っていなかった。すごい疲れた」

 

 

変わり果てたふるさとの姿。生活を再建させるための支援が求められています。

 

 

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