トリニータを運営大分フットボールクラブ社長 地域に根差したクラブ経営語る「地域の価値を知ってほしい」
16日に迫った全国高校サッカー選手権大会県大会決勝についてです。
大分鶴崎と大分という2年連続同じ対戦カードになった決勝戦。両チームの全国大会にかける思いを取材しました。
2024年、14大会ぶりに全国の切符を手にした大分鶴崎。
連覇を目指す2025年のチームは中学時代にトリニータの下部組織でプレーしていた選手が多く高い技術力を誇ります。
強みは今大会4試合で29得点という攻撃力。
ここまで6点決めている左サイドハーフの木許央雅選手はドリブル突破で相手を翻弄します。
◆大分鶴崎 FW木許央雅選手 3年
「カットインからのシュートが得意なのでそこから3点くらい決めたい」
パスをつなぐ鶴崎のサッカーの中心がMF、河野歩夢キャプテン。186cmの高さに加え、足元の技術も持ち味です。
◆大分鶴崎 河野歩夢主将3年
「パスだけじゃなくてしっかり自分がいける所はいってゴールやアシストをしたい」

そんなチームを支えるのがマネージャーの淵野日光さん。選手がプレーに集中できるようにと“12人目の選手”として頑張っています。
◆淵野日光さん
「最後までみんなを信じて粘り強く私にできる精一杯の全力のサポートをして2年連続の優勝をつかみ取りたい」
チームは淵野さんが入部して以降3つの大会で優勝していてチーム内ではこう呼ばれています。
◆木許選手
「“勝利の女神”ですね。めちゃくちゃ働いてくれて、彼女がいたらみんな元気が出るような存在」
“勝利の女神”とともに目指すは…。
◆大分鶴崎サッカー部
「大分鶴崎高校、2年連続、優勝するぞ!おう」

対するは、2024年決勝のピッチで涙に暮れた大分。同じ大分鶴崎を相手にリベンジを誓います。
チーム最多4得点のFW、松岡祐太選手をはじめとする前線の5人で総得点の3分の2をあげていて、どこからでも点が狙えるのが2025年のチームの強みです。
◆大分高校 松岡祐太選手3年
「1番相手のゴールに近いポジションなので、点をとって活躍したい」
また、チームを攻守にわたり献身的に支えるのがMFの岡松愁人キャプテン。2024年のくやしさを誰よりも感じています。
自宅の横には人工芝の練習場が。こちらは、なんと祖父の政人さんが芝を張っていてゴールも政人さんの手作りだということです。2024年決勝で敗れた日の夜からこの1年間、ほぼ毎日シュート練習に励んできました。
◆大分高校 MF岡松愁人選手3年
「キャプテンとして10番としてチームを勝たせられる選手になりたい」

そんな頼れるキャプテンの活躍をチームのOB、佐藤光浩コーチも期待しています。
◆大分高校 佐藤光浩コーチ
「テクニックとスピードを兼ね備えた選手で相手の守備陣を切り崩していくようなプレーに期待している」
◆大分高校 MF岡松愁人選手3年
「去年の選手権からずっと悔しい 思いをしてきているので、ことしの選手権は絶対に勝って全国に行く」
舞台は整いました。あとは…
◆大分高校サッカー部
「大分高校、去年のリベンジを果たして優勝するぞ、おう!」
決勝戦は16日日曜日午後0時5分キックオフです。
