鶴崎高校サッカー部 佐賀関の被災者へのメッセージを込めた横断幕掲げ全国大会での活躍誓う 大分
12月に開幕する全国高校サッカー選手権大会。大分県代表の大分鶴崎を紹介します。
11月の県大会決勝では大分と対戦した大分鶴崎。県大会で連覇を果たし8回目の全国に臨みます。

ボールを保持するポゼッションサッカーが持ち味でトレーニングの9割がパスをつないでの攻撃面の練習です。
首藤謙二監督は「ボールを保持することが最大の防御」だと話し県大会では5試合でわずか2失点。攻守ともにバランスが取れたチームです。
◆DF3年山本一晟選手
「全国大会では去年1回戦敗退という結果に終わってしまって いるので今回は1勝必ずする気 持ちで練習から頑張っている」
こう話すのは左サイドバックの山本一晟選手。
中学3年生のころに駅伝部にも入っていて全国大会に出場するなど走力とスタミナに自信があります。
“チーム1の運動量”で県大会の決勝では山本選手のクロスから逆転ゴールが生まれました。
◆DF3年山本一晟選手
「クロスやシュートで点を取ったり、(仲間に)点を決めさせるような プレーをしてチームを勝たせたい」
試合が近づき練習にも熱が入る選手たちですが3年生のGK・桑原颯太選手はある思いを持ってサッカーと共に勉強にも励んでいます。
◆GK3年 桑原颯太選手
「部活が終わってから2時間ぐらい勉強してます」
桑原選手は2025年1月、大学入学共通テストを控えていて練習後に図書館や自宅などで勉強しているんです。
◆GK3年 桑原颯太選手
「サッカーやって疲れた体で勉強するのは一番つらいけど大変なことしてる時が一番楽しいなっていう風に思う」
5歳から始めたサッカーですが本格的に取り組むのはこの大会で最後と決めているそうです。
◆GK3年 桑原颯太選手
「みんなと長くサッカーをするために1勝1勝積み重ねていけたら」
それぞれの思いを胸に臨む全国大会。初戦の相手は山形県代表の山形明正です。県大会では4試合で22得点の攻撃力。ボールを繋ぐサッカーで大分鶴崎と似たタイプのチームです。
開幕まであと6日。まずは初戦を突破し優勝を目指します!
◆「全国大会優勝するぞ!おう!」
大会は12月28日に開幕し、大分鶴崎の初戦は29日、午後2時10分キックオフです。
