「非常に厳しい」大分市の財政状況 毎年歳出超過で2029年までの不足額は累計100億円超の試算 

2025年10月27日 19:00更新

大分市の足立市長は市の財政状況について、2026年度から毎年歳出超過が続き、2029年度までの不足額は累計で100億円を超えるという試算を明らかにしました。

◆大分市 足立信也 市長

「非常に厳しい財政運営を強いられるような状況が継続していく試算」

27日の定例会見で、大分市の足立市長は、このように述べ、今後の市の財政状況が非常に厳しい状況にあると説明しました。

税収の増加などで歳入は増えるものの、職員の人件費や子育て支援の事業費の増加などで、2026年度以降、毎年歳出超過が見込まれるということです。

2029年度までの不足額は累計で105億円に達すると試算。不足分を補うため、基金を取り崩すと、残高が26億円まで減るということです。

市は事業の見直しや市有地の売却などで財政収支の改善に努めるとしています。

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