「郷土の誇り」「真面目で熱心な人」「寂しい」村山元首相(101)死去 号外に手を合わせる人も 大分
村山富市元首相が101歳で亡くなったことを受け、大分県内の政党関係者などが哀悼のコメントを寄せています。
訃報を受け、石破茂首相も取材に応じました。
◆石破茂首相
「突然の訃報に接して、驚きと悲しみを禁じ得ない。人間的に本当に素晴らしい方だったと思う」
また、社民党の福島瑞穂党首は…
◆社民党 福島瑞穂党首
「120歳、130歳まで生きる人だと思っていたのでとても寂しい。大分のご実家に行く度に、社民党がんばれ、福島がんばれ、がんばれ、がんばれといつも励ましてもらっていた」
また、社民党県連の原田健蔵代表は「社民党の精神的な支柱でショックが大きい。自民党政権下でできなかったことを成し遂げた実績がある無欲の大衆政治家だった」とコメントしています。
県内の他の政党関係者も、哀悼の意を表しています。
取材に応じたのは立憲民主党県連の吉田代表です。
元社民党の吉田代表は政治家の先輩である村山さんについて、次のように振り返りました。
◆立憲民主党 吉田忠智代表
「村山富市先輩の後姿を見ながら(私は)育てられたといっていい。私も(ことしの)参議院選挙の前にマスコミの皆さんにはお話しませんでしたが、挨拶に伺った。耳は遠くなっていたが小さい声で『吉田君頑張れよ』と激励をしてもらった」
また、自由民主党県連の阿部英仁会長は―。
◆自由民主党 阿部英仁県連会長
「非常に気さくに言葉を交わしてもらったことが記憶にしっかり残っている。党派を超えて国家国民のために何をなすべきか、今、何が必要かということを顕著に表された人だった」
公明党県本部の戸高賢史代表は「村山談話を発表するなど憲政史に大きなインパクトを与えた。 政党の垣根を越えて県民に親しまれる存在だった」とコメント。
日本維新の会県総支部の三浦由紀幹事長は「村山さんだからこそ、当時の連立政権がまとまったのだと思う。惜しい人を亡くした」と話しています。
国民民主党県連の福崎智幸代表は「自民党との連立のさきがけのような人だった。大きな影響力のある人だった」と振り返りました。
共産党県委員会の林田澄孝委員長は「野党として立場は違ったが、村山談話を出したことは大きな功績」と話しています。
また、佐藤知事は「困難な時代にあって信念を持ち、 真摯に日本のために取り組んでいただきました」とコメント。
大分市の足立市長は「地方分権推進法の制定など地方分権の推進にも力を注がれました。多大な御功績は大分市民の誇りとするところです」とコメントしています。