日米共同訓練 実弾射撃訓練を報道陣に公開 対戦車ミサイルや迫撃砲、155ミリりゅう弾砲の射撃も 

2025年09月15日 18:30更新

日出生台演習場などで行われている日米共同訓練で実弾射撃訓練の様子が15日報道陣に公開されました。

 

 

◆TO児玉直輝記者

 

「日米による共同訓練が行われている日出生台演習場。まもなく実弾を使った射撃訓練が始まるということで戦闘車両などの配備が続々と進められている」

 

 

陸上自衛隊と沖縄駐留アメリカ海兵隊による国内最大規模の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」。

 

全国で日米合わせて約1万9000人が参加し、県内では日出生台と十文字原の2つの演習場で訓練が行われています。

 

 

 

このうち日出生台演習場では15日、実弾射撃訓練の様子が報道陣に公開されました。

 

離島の防衛を想定した訓練には陸上自衛隊から約300人、アメリカ海兵隊から約100人が参加。

 

侵攻してくる相手を効果的に抑えるため日米の指揮官が連携を図りながら射撃のタイミングや目標位置などを確認したということです。

 

 

 

 

 

◆TO児玉直輝記者

 

「射撃訓練が始まった。砲弾が着弾する度に大きな爆発音がしているものすごい迫力。」

 

 

訓練では対戦車ミサイルや迫撃砲、155ミリりゅう弾砲の射撃も行われました。

 

最も遠いところで約6キロ離れた場所から発射された砲弾は正確に目標位置を捉え着弾していました。

 

 

◆アメリカ海兵隊 サラ・ボブロフスキー少尉

 

「アメリカと日本の協力体制はとても強くなっている。今後もともに訓練し続けることは重要。私たちは3年間レゾリュート・ドラゴンに参加しているがアメリカと日本の協力体制をより強くするためにいい機会だと思う」

 

 

 

 

 

一方、訓練に反対する市民グループは「全国でミサイルの配備が進み弾薬庫が作られる中で、戦争に繋げていくような訓練。そうした訓練に反対していきたい」と話しています。

 

 

日米共同訓練は9月25日までで、県内での実弾を使った射撃訓練は15日夜まで行われる予定です。

 

 

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