大分市の小中学校で平和授業 生徒による朗読劇や、児童が被爆地・長崎で学んだことを発表

2025年08月06日 18:30更新

80年前の8月6日、広島に原爆が投下されました。

 

 

大分県内の小中学校では毎年、平和を学ぶ授業が行われています。

 

 

戦後80年となる2025年も、子どもたちが平和の大切さを考える一日となりました。

 

 

 

午前8時15分。広島に原爆が落とされた時刻に児童たちが黙とうを捧げました。

 

 

国東市にある富来小学校では子どもたちに平和を愛する心を育んでもらおうと毎年8月6日に平和をテーマにした授業を行っています。

 

6日はまず、6年生の児童が修学旅行で訪れた被爆地、長崎で学んだことを発表。

 

 

その後は、保護者が読み聞かせをしたり全校児童による合唱が行われました。

 

 

◆児童

 

「戦争の恐ろしさを改めて知れたので良かった」

 

 

「原爆投下は二度としてはいけないということを知った」

 

 

「世界から戦争がなくなってみんなが平和に暮らせたらいいと思った」

 

 

 

 

 

また、平和授業は大分市の中学校でも行われました。稙田西中学校では毎年8月6日に有志の生徒たちが戦争の歴史をテーマにした朗読劇に取り組んでいます。

 

 

2025年は7人が参加し、地域で読み聞かせなどを行う団体の指導のもと夏休みの間、練習に取り組みました。

 

 

◆朗読劇

 

「きょうも平和のために生きているその素晴らしさを噛み締めながら命こそ宝です。命こそ宝なのです」

 

 

 

 

 

今回の朗読劇は第二次世界大戦中の沖縄戦などを題材にしたもので事前に収録された朗読劇をおよそ270人の全校生徒がそれぞれの教室で見ました。

 

 

◆朗読劇を見た生徒

 

「すごく戦争の時の感じが伝わってきた」

 

 

◆朗読劇に参加した生徒

 

「(戦争は)昔にあった関係ないことではなく今も続いている、自分たちに関係のあることだと認識した。 なのでそのことをみんなに伝えていけたらと思いこの朗読劇を頑張った」

 

 

終戦から80年。

 

 

子どもたちは改めて平和の大切さを学んでいました。

 

 

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