撃墜されるもパラシュートで降下 生き延びた特攻隊員の親族 ゆかりの地・大分県宇佐市へ
戦後80年の2025年、かつて敵として戦った国々のリーダーの子孫などが平和を訴えるピースサイクリングで大分県別府市を訪れました。
この取り組みは日本のNPO団体が行っている平和を発信するプロジェクトです。
参加しているのは東條英機元総理のひ孫や原爆投下を決断したアメリカのトルーマン元大統領の孫、それにインド独立の父とされるマハトマ・ガンジーのひ孫の男性も。
当時、敵対していた国々のリーダーなどの子孫5人です。
東條英機元総理は太平洋戦争の開戦に大きく関わりA級戦犯となった人物ですひ孫の東條英利さんは「平和な世界を目指して対話の大切さを発信し続けたい」と話しています。
◆東條英機元総理のひ孫東條英利さん
「末裔たちで一つのことにチャレンジすることがより絆を深めることに繋がる。第二次世界大戦の末裔たちも和解し合えたではないかという前例をここで一度作っておきたい」
◆トルーマン元大統領の孫クリフトン・トルーマンさん
「かつての敵同士が友達になってお互いの歴史を聞いて理解し合うことで、将来同じ間違いを繰り返さないように協力し合うことが出来ればいい」
一行は17日午前に別府市を自転車で出発し次の目的地、北九州市に向かいました。
19日長崎に到着しトークショーを行う予定だということです。