救急隊員が心肺蘇生装置を正しく作動させず 患者は死亡も「因果関係無し」大分県臼杵市

2025年07月31日 19:00更新

大分県の臼杵市消防本部は70代の女性を救急車で搬送する際に、心肺蘇生装置を正しく作動させておらず、その後、女性が亡くなったと明らかにしました。

 

 

ミスと死亡との因果関係は認められなかったとしていますが、消防は遺族に謝罪しています。

 

 

 

臼杵市消防本部によりますと、7月28日、心肺停止となった70代の女性を救急車で搬送しました。しかし、市内の医療機関に到着した際、心肺蘇生装置の人工呼吸機能が作動していないと医師から指摘されました。その後、女性は死亡しました。

 

 

 

 

 

搬送した救急隊員4人は装置が動いているかの確認を怠っていたということです。消防はこのミスと女性が亡くなったこととの因果関係は認められなかったとしていますが、遺族に搬送時の経緯を説明し、謝罪したということです。

 

 

また、消防では心肺蘇生装置を取り扱う訓練を全救急隊員に実施するなどして、再発防止に努めるとしています。

 

 

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